夜に洗車するメリットやデメリットは?車を洗う際のポイント

太陽がサンサンと照る、晴天の日に車を洗うイメージがあるかもしれませんが、実は洗車は気温25℃前後の曇りの日が最適だと言われています。

気温が高い日の車のボディーは表面温度が高くなっているため、水滴の蒸発が早くウォータースポットができやすいからです。
また、ワックスの硬化も短時間で始まってしまうため、拭き取りが難しく本来の艶を出すことができません。

気温25℃を目安に考えると、冬場は日中に洗車するのが最適です。
そして、夏場は早朝や夕方にクルマを洗うのがベストですね。

では、夜はどうでしょうか?

寒い日の夜はそもそも洗車をする気にならないと思いますが、夏の夜はちょうど良い気温になりますよね。
夜に洗車をするメリットはありますが、それ以上にデメリットも。

この記事では夜に洗車をする場合の、メリットとデメリットや夜でも車を洗える場所などを解説していきます。

目次

夜に洗車する4つのメリット

夜に洗車するメリット

日焼けや熱中症の心配がない

炎天下での洗車は、日焼けだけでなく熱中症になってしまうことも。
夜だと日焼けの心配はいりませんね。

汗をかきにくい

洗車中は予想以上に体を駆使するので、かなり汗をかきやすくなります。
せっかく洗ったボディに汗がポタリ…なんてことも。

さらに、汗臭い人としてその後の1日を過ごさなければいけないかもしれませんし、女性の場合はお化粧がほぼ確実に崩れます。

夜の洗車は汗をかきにくい+汗をかいたとしてもすぐお風呂に入れますし、お化粧直しをする必要もありません。

水の乾きが遅いので落ち着いて洗車ができる

個人的にここがかなり大きなメリットだと感じています。

洗車の失敗原因の多くは、洗剤や水分が拭き上げ前に乾いてしまうことにあります。
水分が蒸発することで、水道水のカルキやミネラル分だけがボディーに残り、ウォータースポットや水垢が付いてしまいます。

ウォータースポットになってしまうと、そこに雨(酸性雨)が集まりやすくなり、最悪の場合塗装面が腐食してしまいます。

夜間は気温が低いので、水分が蒸発するスピードが遅いのでゆっくりと拭き上げ作業をすることができます。

洗車場が空いている

洗車をする場所は人によってそれぞれですが

  • コイン洗車場
  • ガソリンスタンド
  • 自宅

などが多いのではないでしょうか。

私の自宅の近くのコイン洗車場は休日の朝には敷地外まで列ができてしまうほどの人気ぶりですが、夜間は空いています。

他の人に気を使わなくていいのでゆっくり洗車ができるのは、嬉しいですよね。

ただし、夜間はヤンキーの溜まり場になってることもあるので注意が必要です。

夜に洗車する4つのデメリット

夜の洗車デメリット

暗くてよく見えない(洗い残しが出来てしまう可能性がある)

洗車場やガソリンスタンドは電灯がありますが、日中と比較すると暗いため、高確率で洗い残しがあります。

特にバンパーの下や細かい場所は要注意!

洗車後にワックスを施工しても、完璧に拭き取れていないことがあります。

夜露がついてしまう

夏の夜などの湿気が多い時期は寒暖差の影響で車の外側に夜露がついてしまうことがあります。
せっかく洗ったのになかなか乾かずその後のワックスがけやコーティングに影響が出ることも。

冬場は逆に霜がついてしまうこともあります。

冬場の夜は冷え込むので洗車するのが辛い

冬の夜はかなり冷え込みますので洗車自体かなり辛く感じることがあるのでしょう。

夏の夜は虫が寄ってくる

夏の夜は明かりに小さな虫が集まってくることがあります。

洗車中は大丈夫ですが、ワックスを施工中に虫が飛んでくると・・・・(ご想像にお任せします)
特に白い車などは光を多く反射するので注意が必要です。

夜の洗車は時間帯としてはありなのか

夜に洗車をする場合のメリットとデメリットを紹介しましたが、結論として夜の洗車はお勧めできません。

  • 夏の場合:気温が高くない早朝、夕方
  • 冬の場合:気温が上がり始める昼間

が洗車にベストな時間帯と言えるでしょう。

夜は駄目でも早朝なら大丈夫なのか

早朝の洗車は時間帯としてはおすすめです。

ただし、基本的に早朝が1番気温が低い時間帯なので冬場は注意が必要です。
寒い地方にお住まいの方は、1月〜2月の冷え込む時期は車が凍結する可能性があります。

筆者は2月の早朝に車に水をかけたところ・・・そのまま凍り付いてしまった経験があります。

洗車は季節や天候にも気をつけよう

洗車で気を付けなければならないのは、時間帯だけではありません。
洗車に適さない季節や天候等もあります。

大雨・嵐の日は洗車には不適切

大雨や嵐の日に車を洗うのはおすすめできません。

全身ずぶ濡れになってしまうのはもちろんですが、雨には大気中の細かい塵やホコリが含まれているので、洗浄中にそれらを巻き込んでボディーをスポンジで洗うと、細かいキズが付いてしまう可能性があります。

ただし、小雨の場合や雨の前後の洗車はメリットもあります。次の記事で詳しく紹介しています。

黄砂や花粉の舞う時期

黄砂花粉が飛散する春先は、いつもよりこまめに洗車することをおすすめします。

特に花粉は水分を含むとねばねばしたペクチンという成分を出します。
ペクチンが乾燥してボディにこびりついてしまうと塗装にシミができてしまい、ボディーを傷めてしまいます。

春先は気候もいいので、汚れが気になったらこまめに洗車するようにしましょう。

夜に洗車をする場合の場所

基本的には明るい時に洗車をするのが好ましいですが、夜に洗車する場合はどこでやるのがいいでしょうか?

夜に洗車場を使う際の注意点

照明や騒音対策のため、夜10時くらいには閉店する洗車場もあります。
地域によってはガラが悪い人のたまり場になっている可能性があるので、女性が1人で洗車は避けた方が良いでしょう。

必ず複数人で行くか、人の多い場所での洗車をお勧めします。

夜に自宅で洗車する際の注意点

常識的に考えてあまりにも遅い時間帯(周辺住民が寝静まっている時間など)に洗車することはもちろん、夜に明る過ぎる照明を使う、水の音を大きくたてるなどは避けたほうが良いです。
騒音などで近所迷惑になる可能性も。

夜の洗車はガソリンスタンドがおすすめ

どうしても夜しか洗車ができない場合は、ガソリンスタンドの洗車機の利用しましょう。

全自動の洗車機ですが、拭き上げだけは自分の手で行うと仕上がりも良くなりますよ。

ただし、騒音や照明の問題などで夜間は洗車の利用ができないガソリンスタンドもあるので、事前に確認すると安心です。

夜の洗車はなるべく避けるのが無難

夜の洗車は、騒音の問題だけでなく、視界の悪さから洗い残しがあったり、ボディに傷をつけてしまったりすることがあるので、避けるのが無難です。

洗車は夏場の場合は早朝や夕方。冬場は日中に行うのが良いでしょう。どうしても夜に洗車する場合は、騒音に注意し照明のある場所で洗うようにしてくださいね。

洗車の方法は昼でも夜でも同じです。プロが実践している洗車方法の記事をぜひ参考にしてくださいね。

夜に洗車するメリットとデメリット

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次