車の錆止め対策2選!4つの錆びる原因を徹底解説!

突然ですが、車の部品のほとんどはでできています。

鉄は錆びるため、車の維持には水分や塩分によるサビの心配がつきものです。
車のサビは、ボディだけでなく普段見ることのない車の底(裏側)にも発生します。
整備工場やディーラーで「シャーシブラック」や「アンダーコート施工」を勧められたことはありませんか?

どちらも、車の底(下回り)の錆止め塗装のことです。
この記事では、「車の錆止め」について詳しく解説します。

車の錆止めとは?

鉄でできている車をサビから守ために、事前に対策するのが「車の錆止め」です。

車のサビは、主にボディと下回りに発生しますが、最近の車のボディにはカラー塗装の下に錆止めの塗装がされているため、車がここまで錆びることは殆どありません。

錆びた車

しかし、小さな傷からサビが広がりボディーに穴が開いてしまうことはあります。

車の錆止め

また、車の底部分は日頃見ることはありませんが、ジワジワとサビが発生する箇所です。

車の下回り サビ

現在は長くても10年程度で車を買い替える時代なので、「突然マフラーが落下した」「車に穴が開いた」という話を聞くことはほとんどありませんが、油断しているといつの間にかサビが進行し、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

特に、海辺や積雪地域で車を使用している方は「車の錆止め」は重要です。

車の錆止め対策はなぜ必要?

車の錆止め対策はなぜ必要なのでしょうか?防錆対策については、意識していない人も多いと思いますが、サビを放置すると様々な弊害が起こることも。

事故の発生や大きな部品交換

車の下回りとよばれる底の部分は、水や泥などの付着によっても錆びてしまう可能性があります。

錆びた部分はいずれボロボロと崩れていきますので、ダメになった部品はパーツ交換になります。
仮にショックアブソーバーやマフラーを交換しなければいけなくなった場合、修理代が膨大な金額になってしまうことも。

また、最近はほとんどないようですが、走行中に突然マフラーが落ちる事故も発生しています。
金銭的にも安全面でも錆止め対策は重要です。

車検が通らないことも

車検では、車をリフトで持ち上げて下回りのチェックをする検査項目があります。
マフラーに穴があくまで酷くなくとも、部品の腐食がひどい場合は車検に合格できないこともあります。

雪の降る地域では防錆必須

鉄は錆びやすいといっても、水が付着した程度ですぐに錆びてしまうわけではありません。
ですので「焦る必要ない」ということで防錆対策を後回しにする人も多いです。

しかし、雪の降る地域の場合は融雪剤が道路に撒かれているので、すぐに対策する必要があります。
融雪剤が車の下回りに付着すると早いうちに錆びてしまいます。

実際に、中古車を売買する際に雪国で使用されていた車は「塩害車」として扱われることも。
そして融雪剤は、事故防止のために年々散布される量が増えているのです。

融雪剤散布量の推移

国総研資料より

車が錆びる4つの原因

車が錆びる原因をチェックしましょう。

ボディの小さな傷

車をぶつけたり、飛び石が原因で塗装面に傷が付くとそこからサビが発生することがあります。
特に飛び石の場合、傷ができてしまったことに気付かないことも多く「いつの間に!!」となることが多いので注意が必要です。

また、トランクやサンルーフに水が溜まりやすい形状の車もあります。状況によっては長い間水が溜まってることもあり、それが原因でサビが発生することも。屋根のない青空駐車で車に乗る頻度が低い人に多いようです。

融雪剤や潮風・塩水

海に近い場所にお住いの方はもちろんですが、サーフィンや海水浴など海のレジャーに行くと潮風や塩水がサビを発生させる原因になります。

また、寒冷地やスキーなど雪の降る場所では、凍結防止のための融雪剤が道路に撒かれています。融雪剤の成分は塩化カルシウムで塩分です。融雪剤の上を走るだけでボディーや車の下回りに付着するため、放置するとサビの原因になります。

鉄粉

鉄粉はブレキーパッドとディスクの摩擦で発生するものと、工場や鉄道の車輪から発生するものがあります。
どちらも防ぐことができず、車は常に鉄粉にさらされていることになります。

鳥のフン

鳥のフンはついてすぐにサビることはありませんが、尿酸やタンパク質が含まれているため塗装をジワジワと傷めつけます。
長期間、ボディに付着した鳥のフンを放置すると徐々に塗装が侵食されて、サビの原因になることも。

サビが発生しやすい場所

車にはサビやすい場所があります。事前に錆止め対策ができる箇所もあります。

  • 車の下回り(アンダーフロアー)
  • マフラー
  • タイヤハウス
  • リアフェンダーの内側
  • ドア・トランク・ボンネットの端

ドアやトランクは内側が袋状になっているため、水が溜まりやすい箇所です。防水処理で水が流れるように加工されていますが、車が古くなってくると効果が薄れ水が溜まりやすくなりサビにつながります。

そのほかの場所は、道路に近い場所なので融雪剤や汚れが付着しやすいためサビが発生しやすい場所になります。
下回りやマフラーは事前に錆止め対策ができる箇所なので、特に積雪の多い地域にお住いの方は錆止め対策をやっておきましょう。

車の錆止め対策(実践編)

では車のサビ対策って具体的に何をすればいいのでしょうか?車の錆止め対策は大きく分けると2つあります。

①こまめに洗車をする

車の錆止め対策1つ目は洗車です。
融雪剤が散布される地域では、冬場はかなりの頻度で洗車することをお勧めします。

洗車をする事で付着してしまった、鉄粉や融雪剤を除去するのはもちろんですが、小さな傷を見逃さないためにも洗車は重要です。
もし、洗車中に傷を発見したら小さなものでもサビ対策をするようにしましょう。

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車のサビを取る方法

 

また、下回りは普段の洗車ではやりにくい箇所ですよね。洗い方は

  • ガソリンスタンドにあるセルフ洗車機に下回り洗浄オプション
  • 自宅のホースや高圧洗浄機
  • 洗車場の高圧洗浄機

などあります。自宅で洗車ができない場合は洗車場の高圧洗浄機がおすすめです。
水洗いだけであれば200円〜300円程度で済みます。

汚れをこまめに落としてあげるだけでも、錆止めの効果があるので頑張ってくださいね!

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車の下を洗浄

②アンダーコート施工

アンダーコート施工とは、車の下回りに厚みと弾力のある塗料を塗装する事を指します。
この厚みと弾力によって、小石などが跳ね上がっても塗装が剥がれないようになっているのです。

ガソリンスタンドなどで簡易的に施工できる「シャーシブラック」や専門店で施工する「塩害ガード」「タフコート」「ノックスドール」が有名です。

「シャーシブラック」は他の3つと比較すると、塗装も薄くかなり簡易的なものになるため、積雪の多い地域にお住いの場合はおすすめできません。

アンダーコートの施工を専門店に依頼した場合の費用は、3万円〜6万円ほどかかります。
近くの施工業者を探す場合は「塩害ガード+地域名」のように、お住いの地域を入れて検索するといいでしょう。

車の錆止め対策を自分でDIYする方法

下回りの錆止めをDIYする方法

専門店に依頼するのは費用的に・・・という方は、自分で防錆剤をDIYすることもできます。
ただし、あくまで簡易的な対策だと思って施工するようにしましょう。

防錆剤を使用する場合のやり方

ここでは、防錆剤を使用したアンダーコート施工の手順についてご紹介しましょう。

  1. ジャッキアップを使用して車体を持ち上げる
  2. タイヤを外す
  3. 高圧洗浄機を使用して下回りを洗浄する
  4. 乾燥させる
  5. 意図しないところへ防錆剤が付着しないよう、マスキングを行う
  6. 防錆剤を使用して施工する

基本的には車を洗浄し、きれいにしてから施工することになります。
ただし、水分が付着した状態で防錆剤を使用するのはNGです。手順④の乾燥はしっかりやっておきましょう。

また、手順⑤のマスキングについては、新聞紙などでカバーする程度でも十分です。

下回りとは関係のない部分に防錆剤がつくことのないように、きっちりカバーしておくことをおすすめします。
ホイールやタイヤに防錆剤が付着した場合は、取れないことが多いので必ずタイヤは外すようにしてくださいね。

おすすめの防錆剤

呉工業の長期防錆

最初にご紹介するのは、呉工業の長期防錆スプレーです。
この商品は、スプレータイプの防錆剤であり、しっかりとした被膜によって長期的に防錆効果が持続するものとなっています。
自動車や工業機械などにも使えるパフォーマンス性の高い商品にもかかわらず、リーズナブルな価格帯で販売されていますので、とてもおすすめですよ。

エーゼットの長期防錆スプレー

次にご紹介するのは、エーゼットの長期防錆スプレーです。この商品は、水置換剤を配合したタイプの防錆剤であり、強力な防錆効果をもっています。
こちらの商品でも長期的に錆びを防ぐことができますので、非常におすすめですよ。
手頃なサイズで使いやすいですし、お値段も安いため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

AZ/エーゼット C1-009 スーパールブ 長期防錆スプレー YA009

新車の場合も防錆対策は必要?

新車でも下回りの防錆対策は必要?

車を購入する場合、「新車だから防錆対策は必要ないね!」と思ってしまう人もいるかもしれませんね。そこで、新車と防錆の関係について具体的に見ていきましょう。

新車でも地域性によってはすぐに錆びてしまうことも

基本的に、「新車だから錆びない」ということはありません。

それどころか、積雪のある地域で走行を続けていれば、新車であっても早い段階で錆びてしまうのです。したがって、新車でも防錆対策が必要ということになりますね。

せっかく高い費用をかけて新車を購入したわけですので、すぐにパーツ交換が必要な状況にならないよう、きちんと対策しましょう。

錆が発生する前に防錆対策をしておくことがおすすめ

すでに錆びてしまった下回りに、アンダーコート施工をする場合サビを一度落とす必要があります。
なぜなら、錆の上に塗装をしてもすぐに剥がれてしまうからです。

そのため、錆びの無い新車の段階で防錆対策をするのが効率的です。専門店によっては新車割引きがあるところも。

ぜひ新車の購入と同時に防錆対策をしておくことをおすすめします。

ただし、ディーラーのオプションやサービスのアンダーコート施工は、簡易的なものの事が多いので注意が必要です。

すでに錆びてしまった時の対策は?

すでに錆びてしまった下回りには錆転換剤

すでにサビがある場合は「錆転換剤」がおすすめです。

専門業者の場合は、サンドブラストなどでサビを落としてからアンダーコートをする場合もありますが、自分でサビを落とすのは至難の業です。

錆転換剤は赤錆を黒錆に転換(変える)錆止め塗料です。

赤錆とはいわゆる「サビ」のことで、黒錆は鉄に熱を加えた時に発生する錆を指します。
黒錆は、赤錆とは違い表面が滑らかで鉄の酸化を防ぐのが特徴。不思議な感じがしますが、鉄を赤錆から守ってくれるのです。

黒錆に転換したら、その上からアンダーコート施工を行います。

錆転換剤は自分でも施工できますが、ジャッキアップをした車の下回りの作業は危険もあるためくれぐれも注意して作業してくださいね。

サビがひどい場合は、専門店に依頼するようにしましょう。

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車の錆止め対策まとめ

車の下回りは、一度パーツが錆びてしまうと、その部分を交換をしないと解決は難しいため、放っておけばどんどん費用が掛かることになってしまいます。
そのため、なるべく早く防錆対策をする事がポイントです。

また、防錆対策は専門店に依頼する方法と自分でDIYする方法がありますが、自分で行う場合は失敗するリスクについてよく考えておかなければなりません。

雪国や沿岸部にお住いの方は、自分の愛車の下回りを今すぐチェックしてくださいね。

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