プロが教える手洗い洗車のやり方!自宅で洗車する時の方法やコツを写真付きで徹底解説!

正しい手洗い洗車のやり方気になりますよね!?

この記事では正しい車の洗い方を、ガラスコーティングと洗車の専門店「Glossy」代表の森が徹底解説します!

初めて洗車をする方もだけでなく、これまで何度も洗車をしてきた方にもぜひ読んでほしい記事です。

「手洗い洗車は難しそう」「とりあえず洗車機」という方も多いですが、洗車機を使いすぎると無数の細かいキズがボディーに付いているかもしれません。

洗車機を使わない手洗い洗車の方法やコツを写真を交えながら解説します。
ぜひ自宅で試してみてくださいね。

目次

手洗い洗車のメリット

手洗い洗車は「自宅では無理」「めんどくさい」と敬遠されがちですが、コイン洗車機と比較するとメリットがたくさんあります。
自宅で洗車をするスペースがない人は、洗車場で手洗い洗車をするのがおすすめです。

手洗い洗車のメリット① 汚れが落ちる

車を洗う方法はいくつかありますよね。

  1. 洗車機
  2. 洗車専門店・ガソリンスタンドの手洗い洗車
  3. 自宅や洗車場で自分で手洗い洗車

仕上がりが最も良いのは②の洗車専門店です。
しかし、自宅で手洗い洗車をした場合もコツさえつかめば、同じぐらい汚れを落とすことができます。

手洗い洗車のメリット② 洗車傷が付きにくい

昔の洗車機は、プラスチックやナイロン製などの硬いものが使用されており、非常に傷が付きやすいものでした。
現在では、ムートンやウレタンなどの傷が付きにくいブラシを使用しているものが多くなり、昔よりも傷が付くリスクは減ったと言えます。

しかし、洗車機は機械が全て行うので、人間のように洗車傷が付かないように考慮して洗車をすることはありません。
そのため、手洗いの方が洗車傷は少なくなります。

また、洗車機のブラシに砂ぼこりや硬い異物などが付着したまま洗車が行われる危険性もあります。
その場合は、かなり深い傷がついてしまう事もあるので注意が必要です。

手洗い洗車に必要な道具

洗車に必要なもの

続いては、洗車をするときに必要な道具をご紹介しましょう。

①スポンジ又はクロス

スポンジよりも汚れ落ちが良く、細かい場所も洗いやすいマイクロファイバークロスがおすすめ。
ボディー用とホイール用の2種類を必ず用意するようにしましょう。

②バケツ

カーシャンプーの泡だてや、スポンジ・クロスを洗うのに使います。
洗車用品を収納したり、蓋の上に乗ることができるバケツもあります。

脚立代わりになるので、天井を洗うときに重宝します。

③ホース又は高圧洗浄機

手元でオンオフができるシャワー機能付きのホースが便利です。
また、家庭用高圧洗浄機は1万円程度で購入することができます。

④カーシャンプー

汚れ具合や用途に応じたカーシャンプーをおすすめしますが、水垢が取れるものはコンパウンドが入っていることが多く、洗車傷の原因になるので特に色の濃い車は注意が必要です。

また、汚れを落とす成分以外の添加物(香料など)が入っているものも。
ゴムパーツなどを傷める場合もあるので、パッケージの裏の成分もチェックしましょう。

⑤脚立

特に背の高い車の場合、無理に手を伸ばして洗うと服のボタンや金具がボディに擦れて傷が付くことも。
小さなものでいいので脚立があると便利です。

⑥拭き上げ用のタオル

マイクロファイバークロスは吸水性に優れているおり、効率的な拭き取りにおすすめです。
大きいサイズのものが便利です。

⑦コーティングスプレーやWAX

洗車した後は、スプレータイプのコーティング剤がおすすめ。
汚れがつきにくくなったり、たとえ汚れが付着しても水洗いで簡単に落とせるようになります。

また、水弾きも良くなるため次の洗車時の拭き上げが楽になりますよ。

⑧掃除機

車内掃除をする場合は掃除機があると便利です。

⑨ゴム手袋

手に汚れがつかないだけでなく、シャンプーなどから肌を守ってくれます。
また、指輪などでボディに傷をつけないための対策としておすすめします。

裏起毛のゴム手袋は寒い冬に重宝します。

手洗い洗車の正しいやり方!手順と流れ

ここからは、正しい洗車方法を紹介していきます。
新車でも中古車でも洗車の手順はほぼ同じです。一度マスターしてしまえば車を洗うことが楽しくなりますよ。

洗車の手順
  1. タイヤ・ホイールを洗う
  2. ボディ・窓を洗う
  3. 水で洗い流す
  4. 拭き上げをする
  5. ワックスまたはコーティングをする
  6. 車内の清掃をする

車体の大きさで洗車時間は変わってきますが、車体が大きいとおおよそ1時間から1時間半が目安です。
セダンタイプの小型車であれば30分から50分程度で洗車が完了します。

車のタイヤ・ホイールの洗い方

洗車は、タイヤとホイールから洗い始めることが重要です。

洗車は高いところから低いところへ洗っていくのがセオリーですが、タイヤとホイールだけは例外です。

タイヤやホイールは地面に近く、またブレーキダストによって汚れやすいパーツです。
ボディーがキレイになってから洗うと、汚れが飛び散る可能性があるので先にキレイにします。

タイヤ・ホイールの主な汚れ

①タイヤハウスを洗う

タイヤハウスを洗う

タイヤハウスとは、タイヤが取り付けられているスペースのことで、フェンダーの裏側になります。
裏側なので、あまり目立ちませんが実はかなり汚れいている部分になります。

主に泥汚れが付着しているので、まずは水で泥を落としましょう。

ホイールの泥汚れ

今回はわかりやすいように、梱包材の上でタイヤハウスを洗ってみました。
かなりの量の泥が付着してることがわかります。

②タイヤとホイールを素早く水洗い

タイヤハウスの泥を落としたら、そのままタイヤとホイールの表面に付着した泥や砂を水で落としましょう。

高圧洗浄機はブレーキディスクを痛めるという記事を目にしますが、家庭用の高圧洗浄機であれば全く問題ありません。

また、ディスクが濡れると錆びるのでは?と心配してる方も多いかもしれませんが、雨が降れば濡れる場所なので心配はいりません。

③タイヤとホイールをカーシャンプーで洗う

カーシャンプーをバケツで泡立てましょう。
「希釈して使うものがほとんどですがざっくりで大丈夫です!」

本来、洗車は愛車がキレイになるのだから楽しいはず!細かい事を気にして苦痛になってしまうと本末転倒です。

ホイール リム 洗車ブラシ
ホイール洗車の便利グッズ

ホイールは、リムやナットなど細かい箇所がたくさんあり洗いにくいですよね。刷毛状の洗車グッズを使うと、各パーツにピッタリと当てはまり、気持ちよくホイールを洗うことができます。
また、スポンジを半分ほどの大きさに切って洗うと、細部までキレイに洗えます。

④水でしっかりとシャンプーを流す

タイヤはゴム製品なので、長時間洗浄剤の成分がついたままだと、劣化を早めてしまう恐れがあります。

1本ごとに水で洗浄剤を流すようにしましょう。この時、すすぎ残しが無いように隅々まで流してくださいね。

車のボディ・窓の洗い方

ボディーにつきやすい汚れ

車のボディーには色々な種類の汚れが付着します。

ボディーもホイール同様に、水で砂やゴミを洗い流し、シャンプーで洗ってすすぎます。

①水を流して表面のゴミを流す

ボディの一番上から下に向けて順に流していくのがポイントです。

まずは、窓が完全に閉まってる事を確認してください!

上から下へ流すとは、ホースの水で汚れを上から下に流すイメージです。
上部を流してから下の方を流すという意味では無いので注意してくださいね。

洗車をするときは上から下へ

ゴミを下の方へ誘導するイメージで水を流してください

ワゴンタイプの車は背が高いため脚立を使って効率よく全体に水をかけましょう。
脚立がボディに当たって傷が付いてしまったというのもよくある話ですので、十分に注意することはもちろんのこと不安があれば脚立にタオルを巻くなどの対策を取りましょう。

なお、セダンなど背が低めの車では脚立は不要です。

脚立にはキズ防止策を

バンパーの周りやエンブレム周辺の細部に入り込んだ砂やホコリもきれいに流します。
ここに、汚れが残っているとシャンプーで洗うときに、磨きキズになってしまうことがあるので、念入りに流しましょう。

細部の汚れに注意

②屋根から順番に洗う

ホイールで使ったバケツの泡が汚れている場合は、新しいものを作るようにしましょう。バケツの中の砂などがスポンジやクロスに付着すると、ボディーにキズがついてしまいます。

まずは屋根から洗いますが、平面で太陽光をモロに浴びる場所です。
屋根はシャンプーで洗ったらすぐに水で洗剤を流すようにしてください。洗剤がついたまま水分が蒸発すると、シミ汚れの原因になります。

屋根から順次洗っていく

屋根を洗ったら、パーツごとに分けて洗っていきましょう。
夏場の晴天の日であれば、少しずつ洗って流すを繰り返した方が、シミになりにくいので賢明ですが、曇りの日であれば、右側を洗って流すぐらいの感じで大丈夫です。

焦らず楽しく洗いましょう。

マイクロファイバータオルで洗う
マイクロフィバークロスなら細部まで洗える

Glossyでは、スポンジではなくマイクロファイバークロスで洗うことをおすすめしています。

マイクロファイバークロスがおすすめの理由
  • スポンジよりも傷が付きにくい
  • スポンジよりも汚れが落ちる
  • バイザーの裏など細かい部分までキレイに洗える

スポンジは、空洞に砂などのゴミが入り込みやすいですが、マイクロファイバータオルは洗うとほとんどの汚れを落とすことができます。
ゴミが付着したまま洗うと、ボディーにキズを付ける可能性が高くなります。

おすすめのマイクロファイバークロス

マイクロファイバーは東レの極細繊維マイクロファイバークロスがおすすめです。Glossyでもこちらのマイクロファイバークロスを使用しています。

車の細かいところまで洗おう

給油口の中は見えない箇所ですが、こういう細かいところまで丁寧に洗うことで、より一層愛車が輝きます。

おすすめのカーシャンプー

カー用品店にいくといくつものカーシャンプーが売られています。

水アカ汚れが落ちるカーシャンプーにはコンパウンドなどの研磨剤が入っていることがほとんどです。これは洗車キズを作ってしまう理由の一つ。
特に初心者の方にはおすすめできません

そこでおすすめしたいカーシャンプーが、ガラスコーティング専門店「Glossy」のオリジナルカーケア商品「SPECIALEシリーズ」のミネラルオフシャンプーです。

ミネラルオフシャンプー

「SPECIALEシリーズ」のミネラルオフシャンプーは、一般的なカーシャンプーの洗浄で落とせる花粉、黄砂、虫、砂ホコリや泥跳ねによる汚れの除去だけでなく、今までのカーシャンプーにはなかった『極初期のイオンデポジットを予防、軽減する効果』がプラスされたプロ仕様のカーシャンプー です。

③泡を水で流す

繰り返しになりますが、晴天の日や気温が高い日はシャンプーのシミを防止するために、洗ったパーツごとに水を流していきましょう。

少しでもシャンプーの成分が残ってしまうと、水アカやシミの原因になってしまいます。
最初に水をかけた時と同様に、上から下へホースの水で泡を誘導するように流してください。

特にボディの隙間やミラー、ドアノブなどの可動部に残ってしまうことがあるので注意しましょう。

④乾く前に吹き上げる

洗車したあと、拭き残しがあるとせっかく洗車をしたのに跡が残ってしまって、苦労が台無しになってしまいます。
洗車後はボディが乾く前にしっかりと水気をふきとることが、愛車をキレイに仕上げるポイントです。

拭き上げの時は、なるべくクロスを広げて表面に置き、力を入れずに一方向へゆっくり引っ張るように拭きましょう。

拭き上げ方法

拭き上げ用のマイクロファイバークロスも、インターネットから購入することができます。
大判なので水分を一気に吸収することができ、水ジミを作りにくくすることができます。

拭き残しが多いポイント
  1. サイドミラーの開閉部の隙間
  2. ドアノブの隙間
  3. ボンネットと車体との隙間
  4. ヘッドライト回りとボディとの隙間

ミラーやドアノブの可動部分は、拭いた後に一度動かすと水が出てきます。水が出なくなるまで数回動かすといいでしょう。

きれいな窓の拭き取り方
車の窓の拭き方

窓の拭き方にもきれいに拭き取りができるポイントがありますので、工程順にご紹介したいと思います。

  1. 窓枠の外周を拭き取る
  2. ガラス面を上下に繰り返しながら少しずつ横へ移動する
  3. ガラス面下部を横に拭き取る

この手順で拭きあげると、拭き残しや拭きムラがなく、キレイな仕上がりを手に入れることができます。

しつこい汚れを落とす方法

ここまで手洗い洗車について紹介しましたが、こびりついた水アカやしつこい油脂系汚れはカーシャンプーだけでは落とせないこともあります。

コンパウンド入りのカーシャンプーで無理にこすって汚れを取ると、磨きキズができてしまうので絶対に強くこすって除去するのはやめてください。

カーシャンプーで落ちない汚れはほとんどの車に付着しています。おすすめなのは、専用のケミカルを使って汚れを落とすことです。
ケミカルにはいくつか種類がありますが「SPECIALE 1-one」は、ガラスコーティングを施工する前に必ず使っているケミカルです。
水アカ、ウロコ、鉄粉などの汚れを除去してくれます。洗車で落ちなかったほとんどの汚れは、これ1本でキレイに落とすことができます。

洗車後の汚れチェック

カーシャンプーで落ちなかった、水アカやウロコ汚れは見た目で確認できますが、鉄粉は目ではわかりにくい汚れです。

ボンネットなどの上を、触ってみてザラザラとした感触があればそれは鉄粉です。
お菓子やタバコの透明フイルムの上から触るとわかりやすいです。

SPECIALE X-01で鉄粉除去

スプレーして拭き取るだけなので、初めての方でも簡単に使えます。

SPECIALE X-01

水の流れかたに注目してください!水アカなどのミネラル汚れ、鉄粉などが完全に除去されてるとコーティングを施工していない車でも、水が流れるように落ちていくのがわかります。

SPECIALE X-01

洗車の後にワックスやコーティング剤をDIYする方に特におすすめのケミカルです。

ワックス・コーティングの施工方法

洗車後はワックスやコーティング剤でボディーを保護しましょう。

ワックスに強いこだわりがなければ、コーティング剤をおすすめします!

スポンジタイプは塗りムラができやく、値段も高価な場合が多いのでまずはスプレータイプから始めるのがオススメです。
スプレータイプのコーティング剤は、拭きムラが少なく初心者の方でも施工しやすいですよ。

DIYでコーティングする場合は、大きく分けて2種類のコーティング施工方法があります。
スポンジにつけてボディーに塗り込むものとスプレータイプのコーティング剤です。

ワックスがおすすめできない理由

ワックスは、塗りムラや拭き取りムラができやすく、特に初心者の方がキレイに仕上げるには何度も練習する必要があります。

最近人気のスプレータイプのコーティング剤は、塗りムラができにくくワックスよりも施工しやすいので、ワックスならではの艶感にこだわりがない方は、コーティングスプレーで保護しましょう。

おすすめのコーティング剤

グロスブースター

DIYにおすすめのコーティング剤は、先ほどカーシャンプーや水アカ除去剤をおすすめした、「SPECIALEシリーズ」のgloss boosterです。

gloss boosterはガラスコーティング専門店でも使用されているプロ仕様のコーティング剤です。
本来は10万円以上かかるガラスコーティングですが、『gloss booster』はいつもの洗車にほんの一手間加えるだけで本格的なコーティングと肩を並べる程のしっとりとした肌触りへと生まれ変わります。
プロ仕様ならではの透き通る様な発色、耐スリキズ効果、更に汚れ落ちの良さまで兼ね備えたトータルバランスの良いコーティング剤です。

水洗いのみの洗車は?

お手軽に水のみで洗車したい場合はどうでしょうか?

カーシャンプーを使わないメリットは短時間で洗車が終わることです。
カーシャンプーの泡にはスポンジの摩擦を抑える大切な役割があるため、堂々とおすすめはしていません。

水洗い洗車については、こちらのコラムで詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

車内を掃除するポイント

さて、タイヤ・ホイールも、ボディもピカピカになり、最後のステップは車内の清掃になります。車内の清掃には大きく分けて3つがあります。

  • 座席シート・フロアマットの掃除
  • ダッシュボード、エアコン吹き出し口や液晶などの掃除
  • 内窓の掃除

座席シートの掃除

座席シート・フロアマットの掃除にはコードレスの小型掃除機を使うと便利です。シートにはホコリや細かい砂、食べカスが付着しています。

車内の掃除方法

座面部分を片手で少し持ち上げるようにすると、シートの隙間に埋もれたゴミが吸い取りやすくなります。
また、チャイルドシートを装着している場合は、食べカスなどで汚れが溜まっていることが多くあるため、面倒でも一度外してから掃除しましょう。

シートにシミ汚れがある場合、薄いシミであれば、洗濯用液体洗剤を30倍以上に薄めたものが有効です。マイクロファイバーなどの吸収性の高いタオルに、洗剤希釈液を十分に染み込ませてシミの部分に押し当てます。タオルの場所を何回か変えてシミをタオルに移していきます。

表面だけの軽いシミであればタオルで少し叩くだけで落ちます。
また、細かい溝に入り込んだ汚れやゴミを落とすには、毛足の柔らかな歯ブラシや綿棒を使います。
そして、シート表面に絡まっている毛髪などを取るには、粘着クリーナー(コロコロ)がおすすめですよ。

フロアマットの掃除

フロアマットの掃除

フロアマットは外して、車の外でホコリを叩き落としてから掃除機を使って吸い取ります。

また、水で洗うとよりキレイになりますが、半乾きのまま戻してしまうと臭いの原因になってしまいます。水洗いする場合は、しっかりと乾かしてから車内に戻しましょう。

フロアマットを干すときのポイントは斜めに干すこと。水切れがいいので時間の短縮ができます。
干している間に床面に掃除機をかけましょう。座席のレール部分にはゴミが溜まりやすいので、掃除機の付け替えノズルを使って掃除をすると便利です。ノズルが入らない場合は、綿棒を使うとキレイになります。

ダッシュボードとエアコン吹き出し口の掃除

固く絞ったウエスでダッシュボード全体を拭きます。クリーナーをつけると作業が増えるので、水だけでキレイになる場合はクリーナーは必要ありません。

もしクリーナーを使う場合は、ウエスを水で濡らし固く絞ってからクリーナーをつけます。乾いたウエスにクリーナーをつけると、ウエスに液がしみ込んでしまいます。

また、ダッシュボードに直接クリーナーを拭き付けると、周囲に飛び散りそのまま乾くとシミになってしまうのでおすすめできません。
クリーナーで拭いた後は、濡れたウエスでよく拭き上げます。クリーナーが残るとホコリが付く原因となりますので、しっかりと拭き取りましょう。

次に、必要に応じてツヤ出し剤を塗り込みます。ツヤ出し剤は、日焼け、色あせ、ひび割れの原因となるUV(紫外線)をカットし、劣化を抑える効果と静電気防止剤によってホコリが付くのを抑えてくれます。
なお、ハンドルやペダルなどの操作系にツヤ出し剤をかけると滑って非常に危険なので使わないよう注意してください。

液晶部分の掃除

液晶部分は電子部品なので、水やクリーナーは使いません。
カー用品店で販売されている専用ウェットティッシュや液晶用の柔らかいクロスで拭いてください。なお、強いアルコール分はタッチパネルスクリーンを白濁させる事もあるので使わないようにしましょう。
内窓の掃除
最後に車内の窓を拭きましょう。固く絞ったマイクロファイバータオルがおすすめです。
一番拭きにくいのがフロントガラスです。車種によっては、傾斜がキツく変な体勢になってしまったり、届かなかったりするかもしれません。
そんな時に便利なアイテムがあります。

コーティング車の洗車方法

コーティングを施工している方は洗車方法気になりますよね。

コーティングを施工している車もしていない車も、洗い方は基本的の同じです。コーティング施工車は、汚れが付きにくく落としやすいので洗車が楽になりますよ。
ただ、ガラスコーティングの場合は注意点が1つあります。

ガラスコーティング施工車を洗う場合の注意点

ガラスコーティングを施工している車は、拭き上げを特にしっかりと行う必要があります。
水アカの原因であるミネラルは、ガラスと相性が良くくっつきやすい性質があります。

ボディーに水分が残っていると、水道水に含まれるミネラルがガラスと結びつき、水アカやシミができてしまいます。
ポリマーコーティングの場合は、逆にミネラルがくっつきにくいのが特徴。
コーティング施工でも、ポリマー加工とガラスコーティングによって性質が異なります。

オープンカーの洗車方法

オープンカーの洗車方法

オープンカーの洗車方法も、ここまで紹介した洗い方と基本的に同じですが、幌だけ違います。

また、洗車を始める前に幌がしっかりと閉まっている事を確認してください。

幌の洗車の仕方

幌を洗う際は、幌の材質によってブラシを変えるようにします。

幌がキャンバス地の場合は、馬の毛などのハンドブラシを用いますが、レザー生地の場合は、普通のスポンジを使用して問題ありません。

シャンプーは普通のカーシャンプーで問題はありませんが、界面活性剤が入っていないものを用いると、より幌にダメージを与えずに汚れを落とすことができます。

そして、幌全体に水をかけ、ホコリや砂などを落としていきます。
全体に水をかけたら、ブラシもしくはスポンジにカーシャンプーを付けて、幌の布地の目に沿って洗っていきます。

力を入れすぎると幌が破れてしまう恐れがあるので、優しく丁寧に洗っていきます。
洗い終わったら、シャンプーが残らないように丁寧に洗い流していきます。

幌は乾くまで、ホコリや汚れが付きにくい屋根のある場所に保管する事をおすすめします。

洗車に適している天気

愛車を綺麗に洗うためには、正しい洗車方法だけでなく天気などの環境も重要です。ここでは、洗車に最適な天候や気温をみてみましょう。

曇っている日

雲ひとつない青空の日に洗車をしたくなる気持ちはわかります。また、真夏の暑い日は大量の水で洗車をすれば、冷たくて気持ちいいかもしれません。

しかし、車にとって晴天の暑い日の洗車はマイナス面が多くあるのです。

洗車で車体に付着した水分は水アカ防止のため、マイクロファイバータオルなどで拭き上げることが重要です。

ボディについた水分が太陽の力で蒸発した場合、水道水に含まれるミネラル分だけがボディに残り「イオンデポジット」と呼ばれる水アカ汚れになってしまう危険があるからです。

イオンデポジットなどの水アカ汚れがが発生すると、最悪の場合塗装面に小さな穴が開くなど車にダメージを与えてしまうのです。

また、これらの汚れは時間が経過すると固着し、簡単な洗車で落とせなくなります。

ですので、晴天の真夏日など水分の蒸発スピードが早い時の洗車はおすすめできません。

気温が高すぎない日

前項と同じように、気温が高いと水分が早いスピードで蒸発するので、気温が高すぎない日に洗車を行ってください。

特に夏の時期は、毎日のように気温が高い日が続きます。そんな夏の時期は、朝や夕方に洗車を行うのがおすすめです。

朝や夕方は、太陽が完全に昇っていないため、一日の中でも気温が低い時間帯になります。また、日中よりも日差しが弱いということもあり、特に夏の時期は朝と夕方が洗車を行うベストな時間帯となります。

風が弱い日

洗車は、風が強い日は避け、弱い日に行うのがベストです。夏の時期などは風が強いと涼しくて良いですが、ボディにダメージを与えてしまう危険性があります。

風が強く吹くことによって、砂ぼこりが舞いやすくなります。すると、洗車中の車砂などの細かい汚れがついてしまいます。そのままの状態で洗車すると、スポンジで砂ぼこりをボディに押し付けてこすってしまい、傷が付いてしまいます。

また、道具が地面に落ちやすくなるというデメリットもあります。
特にスポンジは、一度地面に落ちてしまうと砂利がくっついてしまい、車体に傷を付けてしまう恐れがあります。水で流しても完全には流れ落ちない可能性があります。

洗車の頻度は?

よく聞かれるのが洗車の頻度です。

洗車のタイミングは、車の使用頻度や保管環境や居住地によって変わりますが、月に1度程度洗車することで良いコンディションを保てるでしょう。

詳しくは下記の記事で紹介していますので参考にしてくださいね。

ただし、ボディに虫の死骸や鳥のフンなどがついてしまった場合は、塗装の劣化やサビ、シミの原因になることもあるので見つけたらすぐに汚れを落とすようにしてください。

手洗い洗車はコツさえ掴めば手間じゃない!

今回は車の手洗い洗車について、プロの実践を交えながら解説しました。
初めは手間に感じる洗車も、何回か繰り返すうちに必ず慣れてきます。

大切な愛車を洗車機のキズから守るためにも、ぜひ車の洗い方をマスターしてくださいね。

自宅で洗車するには?上手に洗う方法や注意点

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