洗車で水垢が落ちない!?プロが教える水垢の原因と正しい解決策

丁寧に洗車したのに落ちない汚れが・・・。

その汚れは水垢かもしれません。無理に擦って落とそうとすれば車は傷だらけになってしまいます。
この記事では、洗車では落ちない車の水垢汚れの原因から効果的な除去方法まで、専門家のアドバイスを紹介します。輝く車体への第一歩を踏み出しましょう。

目次

水垢の原因とは?車ボディへの影響

車に付着する水垢汚れは大きく2種類に分けることができます。
それぞれの水垢の原因と車に与える影響をここでは解説します。

車のボディに水垢ができる主な原因

①ミネラル系の水垢汚れ

ウロコ状の白い跡になる汚れはミネラル系の水垢汚れです。
「イオンデポジット、ウォータースポット、水じみ」などと呼ばれることもあり、黒など濃い色の車では特に目立ちます。

記事によっては「水性の水垢」と書かれていることが多いですが、雨や水道水などの水分が蒸発することによって残される、ミネラル成分や空気中に漂うほこり、粉塵が主な原因です。

特に、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多い硬水を洗車で使用した場合、これらの成分が車の表面に付着しやすくなります。

フロントガラスに付着するうろこ状の汚れもミネラル成分による水垢です。

また、雨水に含まれる酸性成分や、空気中の汚染物質が混ざった水が乾燥することでも水垢は発生します。

②油性の水垢汚れ

黒い筋状の汚れは油性の水垢汚れです。
白色など薄い色の車では特に目立ちます。

この水垢は、自動車本体が原因となって発生する水垢です。

ワックスやコーティング剤、ボディに使用されているグリスが溶けることで発生します。

水垢が車に与える具体的な影響とは?

色あせと光沢の低下

水垢は、洗車後に水が蒸発する際に残るミネラルや不純物が原因で発生します。これらのミネラルが塗装表面に付着すると、時間が経つにつれて白い斑点や筋となって現れます。これらの堆積物が光を散乱させるため、車の光沢が失われ、全体的にくすんだ印象を与えます。

さらに、これらのミネラルは化学反応を引き起こし、塗装の表面層を劣化させることがあります。その結果、車の塗装が色あせて見え、新車のような鮮やかな輝きを失います。特に、直射日光に長時間さらされることで、この色あせと光沢の低下が加速されます。

塗装への長期的な影響

水垢が長期間放置されると、車の塗装に深刻なダメージを与える可能性があります。ミネラルの堆積が塗装表面を徐々に侵食し、微細な傷を引き起こすことで、塗装層が薄くなります。この侵食が進行すると、塗装の剥がれや亀裂が発生することもあります。

また、塗装が損傷することで、車体の金属部分が露出し、錆びや腐食のリスクが高まります。

洗車で水垢を落とす正しい方法

水垢の除去は、車の美観を保つだけでなく、塗装を長持ちさせるためにも重要です。

ここでは、水垢を効果的に落とすための具体的な方法と製品の選び方を紹介します。
水垢専用クリーナーの選定から、洗車シャンプーの正しい使い方、さらには洗車時の小技まで、水垢を除去する際の正しい方法を紹介します。

洗車用品の選び方

①水垢専用の洗車シャンプー

軽い水垢であれば、水垢専用のカーシャンプーを使用することで落とすことができます。
水垢専用のカーシャンプーは、一般的にミネラルの堆積物を分解する成分が含まれており、水垢が落ちやすくなっています。
しかし、軽い水垢は落とすことができますが頑固な水垢をカーシャンプーで落とすことはできないので注意が必要です。

②洗車ブラシとスポンジ

水垢の除去だけではありませんが、洗車をする場合のスポンジ選びも重要です。
柔らかいマイクロファイバー製のクロスは、塗装面に傷を付けることなく洗車をすることが可能なのでおすすめです。

水垢除去を考えた洗車方法と注意点

洗車場所と前準備

洗車を始める前に、まず車を直射日光の当たらない場所に移動することが大切です。直射日光の下で洗車を行うと、水や洗車シャンプーが塗装面に残りやすくなり、すぐに乾燥してしまいます。これにより、水垢やシミができやすくなります。理想的には、日陰やガレージ内で洗車を行うと良いでしょう。

次に洗車も必要な道具を揃えます。以下のものがあれば大丈夫です。

  • 洗車バケツ
  • ホースや高圧洗浄機
  • 水垢専用シャンプー
  • マイクロファイバー製の洗車スポンジやクロス
  • 洗車ブラシ(ホイール用)
  • 乾いたマイクロファイバータオル(拭き上げ用)

実際に私たちが店舗で使用しているカーシャンプー、洗車用クロス、拭き上げ用クロスは「スペチアーレオフィシャルショップ」からご購入いただけます。

洗車の手順

①予洗い

    車体についた大きな汚れや砂を先に除去します。
    高圧洗浄機やホースで大量の水を勢いよく上から下へ向けてかけて下さい。
    予洗いで大きな汚れを落とすことで、洗車傷を防ぐことができます。

    ②カーシャンプーで洗車をする

    最初に、ホイールやタイヤなど下回りから洗っていきます。ホイール用とボディー用のスポンジ(クロス)は分ける用にして下さい。
    カーシャンプーはバケツなどで泡立てると効率的です。

    ホイールの洗浄が終わった、次はボディーです。ボディーは上から下へ向かって洗うようにしましょう。

    ③すすぎ

    車体全体をカーシャンプーで洗ったら次はすすぎです。
    すすぎも上から下へ向かって泡を流すようにします。

    ④水垢除去専用クリーナー(任意)

    基本的な洗車で、水垢除去専用のケミカルは使用しませんが洗車では水垢が落ちない場合はこのタイミングで水垢除去を行います。

    ⑤拭き上げ

    全体をしっかりとすすいだ後、水滴が残らないようにするために乾燥させます。
    大きなマイクロファイバータオルを使って、車体を優しく拭き取ります。窓や鏡も念入りに拭いて、水垢が残らないようにします。

    ⑥ワックスやコーティング剤を塗布(任意)

      最後に、車の塗装を保護するためにワックスやコーティング剤を塗布します。
      光沢が出るだけでなく、汚れや水垢が付きにくくなる効果も期待できます。

      詳しい洗車方法は次の記事で紹介しています。

      水垢専用クリーナーを使ってみよう

      カーシャンプーでは落ちない水垢は専用のケミカルを使うと簡単に落とすことができます。
      ただし、コーティング施工車は注意が必要です。

      水垢専用ケミカルは酸性である場合が多く、コーティング剤によってはコーティングが剥がれてしまう場合があります。コーティング施工車に使用する場合は、酸性ケミカル対応か事前に調べておくと良いです。

      主なクリーナーの使用方法ですが、直接水垢が付着している箇所にスプレーするか、マイクロファイバークロスに適量を取ってから塗布します。
      その後、数分間放置して成分が水垢に浸透するのを待ちます。この時、強くこすりすぎないように注意し、優しく拭き取ることがポイントです。

      頑固な水垢の場合は、このプロセスを数回繰り返すことで、徐々に水垢を除去できます。また、水垢クリーナーを使用した後は、必ず水で洗い流しクロスなどで水分を拭き取る事が重要です。

      おすすめ!最強の水垢取り製品

      ここでは、当店で実際に使用している水垢除去専用ケミカルを紹介します。

      スペチアーレ one-ワン

      カーシャンプーでは落ちないミネラル系の汚れや、鉄粉などに高い効果のあるケミカル。
      ガラスコーティング専門店でも実際に使用されており、汚れにダイレクトに作用し反応するため、無理に擦ってボディーに傷をつける心配がありません。

      ただし、ガラス面には使用できないので注意が必要です。

      傷がつかない鉄粉除去剤

      スペチアーレ two-ツー

      油性の汚れを除去するのに最適なケミカルがスペチアーレツーです。

      ピッチ、タール、ガラスのギラギラとした油膜、ヒンジ周りの油汚れ、ドアハンドル周辺のグリス等のスジ状の汚れ除去にも有効です。

      車の水垢除去に重曹やクエン酸が有効?

      水垢を落とすために専用のケミカルを買うのはちょっと・・・と思う方もいると思います。

      実は、家庭にある洗剤や日用品で車の水垢を取り除くことが可能です。
      しかし、これらは本来の用途が異なるため、車のボディに強すぎる刺激を与えることがあります。

      特に、車のコーティングやワックスを損なったり、ゴムモールなどのボディ以外の部分にシミを作ったり、劣化を早めたりするリスクがあります。
      そのため、これらの方法は応急処置としてのみ利用し、通常は車専用の水垢クリーナーの使用を推奨します。

      それでも家庭用品を使用する場合、水垢の種類に応じた選択が重要です。

      水性の水垢にはお酢やクエン酸(酸性)が有効です。
      油性の水垢には重曹や食器用洗剤(アルカリ性や中性)が適しています。

      ただし、コーティングの劣化やボディ以外の部分への影響を避けたい場合は、水性・油性の水垢に関わらず、中性洗剤の使用を試してみることをお勧めします。

      車の水垢汚れは、台所用洗剤や酢、クエン酸などで落とせるという記事をよく目にします。
      もちろん、それらで落とすことは可能ですが車の塗装は繊細なので、専用のケミカルを使用することをお勧めします。

      黒い車と白い車では水垢除去方法や対策は違うの?

      カー用品店に行くと、様々な水垢除去用のカーシャンプーやケミカルが販売されています。これらの中には、「濃色車用(黒い車用)」「明るい色用(白い車用)」といったラベルが付けられた製品もあります。

      特に黒や濃い色の車向けの製品は、白やシルバーなどの明るい色向けのものと比較して、含まれるコンパウンドの粒子が非常に細かいです。これは、黒い車の場合、磨き傷やくすみが他の色の車よりも目立ちやすいためです。

      ただし、これらの製品にはコンパウンドが含まれているため、水垢を除去できたとしても、洗車傷が生じる可能性がある点には注意が必要です。

      車の塗装面を傷つけずに水垢を除去するためには、「スペチアーレ one-ワン」のような専用ケミカルの使用をお勧めします。

      車の水垢汚れを予防するには?

      ここまでは、すでに付着してしまった水垢汚れについて考えてきましたが、水垢汚れをつけない事がベストです。
      ここでは、水垢汚れを予防する方法を見ていこうと思います。

      ①適切な洗車方法と水分の除去

      水垢の主な原因は、洗車後に車の表面に残った水が自然乾燥することにより、ミネラル成分が残留することです。
      そのため、洗車は日陰で行い、使用する水はできるだけ軟水を使用することが望ましいです。

      また、洗車後は速やかに乾燥させ、車体全体の水分を丁寧に拭き取ることが重要です。

      ②水垢防止のためのコーティング

      車のコーティングは、水垢やその他の汚れから車を守る効果的な方法です。

      もちろん、最新のコーティング剤をボディに施工しても水垢などの汚れは付着します。
      しかし、コーティング剤を施工する事により簡単な洗車で汚れが落としやすくなり、強固な水垢汚れなどが付着するリスクが大幅に低減します。

      コーティングにはワックス、ガラスコーティング、セラミックコーティングなど様々な種類があり、それぞれ耐久性や保護レベルが異なります。中でもセラミックコーティングは耐久性と保護性能が高く、長期間車を保護することができるため人気です。

      コーティングの施工は専門業者に依頼するのがベストです。プロの手による均一で厚みのあるコーティング層は、車を最大限に保護します。

      定期的なメンテナンスと適切なアフターケアを行うことで、コーティングの効果を持続させることができます。これにより、車の美観を保ち、塗装の寿命を延ばすことができるため、コーティングは車にとって重要な投資と言えます。

      DIYにおすすめのコーティング剤

      専門業車で施工するほどではないな・・・とお考えの方には簡単にDIYできるコーティング剤をお勧めします。

      スペチアーレ グロスブースター

      水垢を完全に取り除いた下地に「SPECIALE グロスブースター」を使用することで、防汚性能や耐スクラッチ性能、優美な光沢を手に入れることができます。

      そのため、高い水垢防止性能をボディに与えることが可能となります。また、スプレー式で作業も楽に行うことができます。

      コーティング施工のベストタイミング

      車のコーティングは塗装を保護し、水垢や汚れを防ぐために有効です。
      その効果を最大化するには、施工のタイミングがカギとなります。

      新車の場合、購入直後のコーティングが推奨されます。この時期なら、塗装面がまだ汚れや傷にさらされていないため、コーティング剤がしっかりと密着し、長期的な保護が期待できます。
      ただし、新車でも微細な汚れや傷が存在するため、研磨や表面処理を行わない施工は避けた方が良いでしょう。

      中古車やすでに使用している車では、コーティング前に徹底的な洗車、水垢除去、研磨を行うことが望ましいです。
      これにより、塗装面の細かな傷や汚れを除去し、コーティング剤の均一な塗布を促進します。

      また、定期的なコーティングのメンテナンスも重要です。
      時間が経つにつれてコーティングの効果は低下するため、1~2年ごとの再施工やメンテナンスで車の塗装を最適な状態に保ちます。

      適切なタイミングでのコーティングと丁寧なケアにより、車の美観と塗装を長期間守ることができます。

      水垢除去を専門店に依頼するときの料金は?

      最後に車の水垢除去を専門業者に依頼した場合の費用目安についてご説明します。

      頑固に付着してしまった水垢汚れは、自分では落とせない場合もあります。
      その場合、無理に除去すると塗装面に傷がついてしまうこともあるので、プロの力を借りてみるのも1つの手です。

      水垢除去は、洗車・コーティング専門店で施工するのが一番安心です。

      ただし、料金は依頼する店舗によって異なり、車のサイズが大きいほど、作業にかかる手間と時間が増えるため、料金も高くなる傾向があります。

      また、水垢除去が洗車メニューに含まれている場合もあれば、別途オプションとして提供されることもあります。

      カー用品店・ディーラーに水垢除去を依頼する場合

      軽自動車・コンパクトカーサイズ 約4,000円〜
      ミニバンサイズ 約5,000円から

      一般的に、オートバックスなどのカー用品店やディーラーでの水垢除去サービスの費用は、4,000円〜5,000円程度が目安です。
      具体的に例を挙げると、オートバックスでは

      手洗い洗車 2,200円〜
      水垢除去  1,650円〜(オプションメニュー)

      となっています。
      ただし、板金塗装やガラスコーティングの専門店ではないため頑固な水垢除去はあまり期待できません。

      洗車・コーティング業者の場合

      店舗によって名前は様々ですが「水垢除去洗車」「ミネラルオフ洗車」などのメニューは、水垢の除去が期待できます。

      軽自動車・コンパクトカーサイズ 約5,000円から数万円
      ミニバンサイズ 約7,000円から数万円

      洗車・コーティング業者に依頼する場合も、基本料金はカー用品店やディーラーよりは少し高めのイメージです。
      しかし、専門業者ならではのオプションサービスが豊富で、例えば水垢が付きにくいコーティングの同時施工や頑固な汚れの研磨などが可能です。

      そのため、費用の範囲は広がりますが、高品質な仕上がりを期待できます。

      洗車では落ちない水垢の原因と対策

      車の水垢は見た目を損ね、塗装を傷める原因となります。

      この記事では、水垢の原因とそれを効果的に除去、予防する方法を紹介しました。
      ミネラル系と油性の水垢にはそれぞれ適した対処法があり、定期的な洗車と適切なコーティング剤の選択が重要です。正しいケアで、車の美しさと健康を長期間保ちましょう。

      水垢がついた車を洗車する

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