洗車道具や洗車用品の選び方は?便利なおすすめアイテムを大公開!

洗車に必要なもの

カー用品店に行けば、多くの洗車用品があり何を買ったら良いのかわからない!
そんなお悩みを持つ方は多いと思います。

洗車の道具選びは、大切なポイントさえちゃんと理解していればそんなに難易度の高いものではありません。
ただし、うっかり間違えて不適切なものを使って洗車をしてしまうと、取り返しのつかない事態になってしまうことも!

そこで今回は、洗車ビギナーさんに向けて洗車道具や洗車用品の選び方を徹底的に解説していきたいと思います!
初歩的なこと過ぎて、今さら誰にも聞けない・・・なんてベテランドライバーさんもぜひ、ここでしっかりおさらいしてくださいね!

目次

洗車に必要なもの

さっそく、手洗い洗車で必要なものについて順番に解説していきます。

①バケツ

カーシャンプーを泡立てる

カーシャンプーを泡立てやクロスの洗浄に

バケツは洗車の際、カーシャンプーを泡立てるのに使います。バケツの中にカーシャンプー液を適量入れ、その上から水を勢いよく注ぎ込んで泡を作ります。
そのほか、汚れたタオルをすすぎ洗いするのに使ったりと、洗車ではなくてはならない道具のひとつです。

バケツ自体は何でもいいのですが、洗車用で販売さてれている蓋つきのものは洗車用品を収納するボックスになったり、脚立がわりに使えたりと何かと便利ですよ。
使わないときはコンパクトにたたんで、場所を取らず収納できるものもありますので、色々比較して選んでみてくださいね。

大きめのバケツが使いやすい

洗車に使うバケツの場合は、容量7〜8リットル程度の大きめサイズを選ぶと使い勝手がいいかと思います。
洗車の最中に汚れたスポンジをバケツの水で洗いながらシャンプー洗車を進めていくので、小さいサイズのバケツだとあっという間に水が汚れて頻繁に水を交換しなくてはいけなくなります。

洗車の作業効率を考慮しても、大容量サイズのバケツの方が便利なのでその点もチェックして購入してください。

②水道・ホース

続いては水道・ホースについてです。水を使う洗車には必須のものですね。

車に水をかけるために必要

ホースは洗車中に水を車体にかけるために使います。自宅駐車場などで洗車をする場合には必須のアイテムです。蛇口にホースを繋いで、直接水をかけて洗車作業をすることができるので、効率も非常にいいです。

洗車に使うホースはできれば長い方が、車のルーフ(屋根)部分にも水をかけやすいので使いやすいですよ。
コイン式の洗車場やガソリンスタンドの洗車機などを使う場合は、機械と繋がった高圧洗浄機設備がすでに用意してあるので、自前でホースを持っていく必要はありません。

シャワーヘッドつきが便利!

洗車用でホースを用意するなら、ホースの先端にシャワーヘッドがついているものが便利です。
手元のハンドルでシャワーノズルの水流を「シャワー水流」や「ストレート水流」に変更できれば、洗車の工程や水をかける場所に合わせて水の強さを調整できるので、より理想的な洗車が可能になります。

同時に水の発射や停止もいちいち蛇口の元栓でしなくても済むので、効率もアップします。ホースが長い場合は、リール付きのものならなお使い勝手が良くておすすめです。

③カーシャンプー

洗車はカーシャンプーの方がいい

ここでは手洗い洗車でもっとも重要なアイテムといえる「カーシャンプー」について解説します。どのようなタイプがあるのかを詳しく解説しますので、しっかりご覧くださいね!

専用のシャンプーを使おう

「カーシャンプー」とは、車の手洗い洗車で使う車専用の洗浄剤のことです。
多くはバケツなどに入れて水を注ぎ込んでシャンプーの泡を作り、その泡を車体につけることによって汚れを浮かして、洗浄効果で汚れを取り除きます。

カーシャンプーは種類も細かく分類されています。まずは車の塗装カラーによって選べる種類がそれぞれあり、大きく分けると「濃色車用」と「淡色車用」、そして「オールカラー用」があります。

「濃色車は傷がつくと目立つ」という理由から、濃色車用にはコンパウンドなどの研磨剤や強い洗浄成分が入っていないものが多いです。

一方、「淡色車は水垢や染みがついても確認しにくい」という理由から、淡色車用には汚れをしっかり落とせる成分や研磨剤が入っていることがあります。

また、カーシャンプーは「コーティング車用」と「コーティングされていない車用」にも分かれており、車にガラスコーティングなどを施工してある場合は必ず「コーティング車用」を選びましょう。
コーティング車なのに違うタイプのものを間違えて使ってしまうと、せっかくのコーティング面を傷める恐れがあるので、気をつけてくださいね!

車に優しくもっとも安心なのは、穏やかな洗浄成分以外のものが一切配合されていないオールカラー対応タイプのカーシャンプーです。
もしどれを選んだらいいのか分からなくて心配という人は、このタイプをまずは探してみてくださいね。

そしてノーマルな洗浄成分のシャンプー剤のほかに、油脂やミネラル分、タンパク系の汚れなど、個別の汚れ成分に特化した洗浄剤もあります。それぞれ中性・アルカリ性・強い酸性といった風に分かれており、汚れの特徴に合わせてピンポイントで効くようになっています。

このほか、カーシャンプーにはワックス入りなどもあります。ワックス入りは洗車するだけで簡単なコーティング効果もあるので、洗車後にはボディの撥水効果が期待できます。

ただし、洗車後にしっかりコーティングを施工したい人や余計な成分が配合されていることが心配という人は、純粋に汚れを取り除く効果だけを目的にして作られているカーシャンプーを選びましょう。

④スポンジ(クロス)

新しいスポンジでボディを洗う

スポンジはボディに直接当てて使うものなので、使い方や選び方によっては車体に傷をつけてしまいます。

ボディ用とタイヤ用で最低2個は用意しよう!

手洗い洗車に使うスポンジは、基本的には2種類必要となります。

① ボディ用のスポンジ(できればスペアも含めて2個)

目が細かく柔らかい、洗車用のスポンジを用意してください。表面が真っ平らなものは摩擦面が大きいという理由からボディに当てたときに傷が入りやすいので、表面が凹凸なフォルムになっているものを選びましょう。

また、ボディ用のスポンジは一回でも地面に落としてしまったら、もう使えません。
地面の砂や汚れの粒子が目に入り込んでしまい、それがボディへの傷のリスクになるからです。
もし落としてしまった場合に備えて、洗車の際にはスペアを最低1個は余分に用意しておきましょう。

② タイヤ・ホイール用のスポンジ(1個)

こちらも柔らかめのスポンジがベスト。ホイール用のブラシを使う方もいますが、頑丈そうに見えるホイールも表面は繊細です。
ブラシでゴシゴシ擦ると傷がつくことがあるのでスポンジで洗うことをおすすめします。

ただし、すぐに汚れてボロボロになってしまうので、こちらはボディ用スポンジの使い古しで十分です。
ホイールの細部を洗うときには、程度な大きさにちぎって使うと洗いやすいですよ。

おすすめはマイクロファイバークロス

洗車といえばスポンジで洗うのが一般的ですが、おすすめはマイクロファイバークロスです。
スポンジよりも傷がつきにくく、万が一地面に落としてしまった場合でも繊維に土やホコリが絡まることがないので、綺麗に洗えば再び使うことができます。

また、指に馴染みやすいので細かい場所も洗いやすいですよ。

洗車用ムートンは?

最近では、ムートン洗車も人気でプロショップでも使われていることが多いですが、ムートンは羊の毛でできておりその素材は研磨用のバフと同じものです。

商品や使い方によっては、ボディにキズが入ってしまうことがあるので注意が必要です。

⑤脚立

折りたたみの階段状になった脚台で、高いところに手が届かない場合などに使うものです。
セダンタイプの車なら必要ないと思いますが、大きなワゴン車などでは用意しておいた方がいい道具です。

大きな車には必須!屋根もラクラク手が届く

脚立は大きな車や車高の高い車をお持ちのカーユーザーさんならば、必携のアイテムです。洗車をするとき、屋根などに手が届かないときは脚立を使って洗車します。
車の高さやご自身の身長に合わせて、脚立の高さを選んでくださいね。

使うときには、車体に当たらないように要注意!

ただし、洗車中に脚立を使うときには車のボディに当たらないように十分に気をつけましょう。うっかりぶつかってしまうと、確実に車体表面がへこみます。

もし可能なら、脚立の出っ張った部分や車体に近づきそうな部分にタオルや布を巻きつけるなどして、万が一当たってしまったときの傷防止策をしておくと、いざというときに安心ですよ。

そして脚立に乗って作業するときは、洋服の裾などがボディにこすれないように気をつけて!ボタンなどが当たって傷がついたなんてことにならないように、よく確認しながら作業してくださいね。

⑥ブラシ(ハケ)

ホイールやエンブレムなどの細かい場所を洗うのにおすすめなのが洗車用のブラシです。
タイヤをゴシゴシと洗うブラシではありません。

写真のようにホイールのナット部分など、指やスポンジが入らない場所にぴったりはまるように作られています。

ホイール洗車の便利グッズ

⑦クロス

洗車後の仕上げ作業に使うのが「クロス(布)」です。
クロスにも種類が色々あり、タオルタイプのものもあればセームと呼ばれる布や、ウエスと呼ばれる、汚れ拭きに使うスウェット生地のようなものがあります。

洗車後の拭き上げに使う

クロスは洗車後の水分を車体から拭き上げるために必要になります。車の大きさにもよりますが、数枚用意しておきましょう。
車体が大きい車であればその分、拭き上げの面積も大きくなるので、余分に用意しておくといいかと思います。

ボディの拭き上げには、一般的にはマイクロファイバーのクロスがよく使われていますね。吸水性・排水性に優れ、超極細繊維がボディへの当たりも柔らかく、塗装面などに負荷をかけることなくスピーディーに水分を拭き取ってくれます。

洗車専用で様々な種類があるので、自分の好みに合わせて選ぶといいでしょう。
使い古しのタオルなどでももちろん使えますが、これはあまりおすすめしません。繊維が固いと車体に傷がつく恐れがあります。

セームでも代用OK

拭き上げにはクロス以外にも、セームでも代用ができます。こちらも優れた吸水性があるので、使い勝手がいいですよ。
水泳などのスポーツ用品としても製品化されているほどの高性能なタオルです。
絞ればまた抜群の吸水性が復活するので、すぐに何度でも繰り返し拭き取りに活用できます。

 吸水性の高いタイプを使おう!

拭き上げ用クロスはとにかく、吸水性の高いものであるかがポイントです。
拭き上げ前にボディが自然乾燥してしまうと、それが水染みとなって表面に残ってしまったり、イオンデポジットなどの発生の元になったりします。

そのような事態を防ぐためにも、拭き上げに使うクロスはなるべく性能を重視して吸水性の良いものを使いましょう!

⑧水切りワイパー

水切りワイパーは洗車の際、フロントガラスやサイドの窓ガラスについた水滴を取り払うために使います。基本的に窓ガラス以外には使いません。
必須のアイテムではないのですが、あれば洗車の効率は良くなります。

軟性シリコンなど、傷がつきにくいものを選ぶ

ガラス面に直接当てて滑らせるものなので、材質が柔らかいものを選びましょう。軟性シリコンだと傷ができにくくて扱いやすいかと思います。
硬い材質のものだと、砂やゴミを噛んでしまったときに傷がつくので要注意です。

ボディの水切りには使用NG!

水切りにとっても便利なワイパーですが、ボディの水切りには使わないように注意してくださいね!ワイパーの水切り面でボディ表面をこすると、細かな付着物の粒子を車体に擦り付けることになってしまい、それが傷の原因になります。
水切りワイパーを使っていいのは窓ガラスだけと覚えておきましょう。

⑨掃除用のグローブ

掃除用のグローブは車内清掃のときに使います。内装を掃除するときに手につけると、そのまま拭き掃除ができて便利です。

このほか、肌が弱い人や女性は防水グローブも用意しておくといいかと思います。
シャンプー洗車では、カーシャンプーをはじめ手荒れの原因となりやすい成分が入ったものをよく使いますので、それらが皮膚に付着するのを防止しておくと安心ですよ。

冬場はシャワーの冷水が直接手に触れて冷えるのを防げるので、寒い時期には特に必須アイテムかなと思います。

マイクロファイバーのタイプは埃を吸着してくれる

中でもマイクロファイバータイプがおすすめです。超極細繊維が細かな埃をキャッチしてくれるので、ラクラク拭き掃除ができます。
そのままナビ画面を拭けば、指紋汚れも綺麗に拭き取れますよ。

⑪掃除機

車内の掃除用(ハンディータイプ)

こちらも車内清掃に使うものですね。洗車後に車内を掃除するときに使います。
セルフ式の洗車場には備え付けで専用の掃除機が用意してあったりもしますが、できれば一台、自宅に車用の掃除機を用意しておくと便利かと思います。

車内の埃や小さなゴミを吸い取る

車内を掃除するときは、掃除機でシートやフロアの細かなゴミや埃を吸い取ります。布タイプのカーシートの場合、布地の目に結構多くのゴミが詰まっているのですが、これは掃除機でないとなかなか取り除けません。

車の中というのは想像以上に埃やゴミ、ダニの死骸や食べ物カスなどが蓄積しやすいので、洗車の際には必ず一緒に車内清掃を習慣づけるなど、定期的に掃除機をかけるようにしましょう。

車用かコードレスタイプの掃除機が便利!

洗車の際に使うのであれば、車用やコードレスタイプの掃除機を用意するといいですよ。洗車は屋外でするものなので、コンセントから電源を引くのは困難です。

そしてコードレスタイプで気をつけたいのは、充電後の使用可能時間の長さ。
実は過去に失敗した経験があるのですが、安すぎるものだと稼働時間が5分も持たなかったりととにかく短く、まったく役に立たない場合がります。
そのような失敗を避けるためにも、購入の際はどの程度の稼働時間があるのかをきちんと確認しましょう。

⑫コーティング剤

洗車の仕上げにガラスコーティング

続いてはコーティング剤についての解説です。コーティングは手洗い洗車がすべて終わったあとに仕上げとして行うものです。施工してある車とそうでない車では、ボディの美しさに大きな差が生まれます。
自分でコーティングをするのが初めての人でも手軽にできるものもありますので、ご紹介しますね。

洗車の仕上げに使う!

コーティング剤とは、洗車のあとに車体に塗布する、ボディ表面を保護するための被膜を形成する塗布剤のことをいいます。洗車をして車体の表面から汚れを取り除いたあとに、塗装面の上にかけて使用します。

少量ずつ取って塗り込んでいくワックスタイプや、濡れたボディに吹き付けていくだけのスプレータイプなど、使い方や種類にも違いがあります。
塗布後に完全に乾くと、硬質なコーティング被膜を形成してツヤを出し、さらに鉄粉や砂埃などの汚れがつきにくい状態にしてくれます。

現在はガラスコーティングというタイプが人気で、主流になってきています。
ガラスコーティングはその名のとおり、塗布後に乾くとガラスのような透明で硬質な被膜を形成し、塗装面を強力にガードする効果があります。

塗装面を傷付きから保護する

コーティングを施工してあると、ボディ表面の塗装を傷や鉄粉の突き刺さりから保護してくれる効果があります。

またボディ表面に薄く膜を張ることで、汚れが直接塗装面につくのを防ぐのも嬉しい効果です。ついてしまった汚れが簡単に洗車で落とせるようにもなります。
そして手洗い洗車の効果もアップするのでボディは常に滑らかな状態となり、さらに新たな汚れがつきにくくなります。

せっかくの愛車を長く綺麗に保ちたい人は、洗車で車を洗った後にはコーティングをすることをおすすめします。

施工が簡単でワックスよりも長持ち!

特におすすめなのはスプレータイプのコーティング剤です。吹きつけるだけなので難しいテクニックも要らず、初心者でも失敗なく施工できます。
専門の業者に依頼するのと比べて、価格もかなりリーズナブルに抑えられるのも嬉しいところ。
そしてワックスよりも長持ちなので、お手入れの手間を考えてもコーティングの方がメリットも多いといえるかと思います。

他にあると便利なものは?

高圧洗浄機があれば洗車が楽

ここまでは洗車で必ず使うものをご紹介しましたが、ここでは洗車時にあると便利なものを解説したいと思います。

高圧洗浄機

機械に取り込んだ水を高圧で吹き飛ばすことによって、強力なジェット水をノズルから発射させる機械です。セルフ式の洗車場に行くと、時間制で使える高圧洗浄機が備え付けられていたりしますね。

水の勢いだけでかなりの汚れが落ちるのはすごいのですが、難点なのは水圧が強すぎること。高圧洗浄のジェット水流をボディに当ててしまうと、塗装面が傷んだり表面がへこんだりといった影響が出る可能性があるので、要注意です。

もしボディの洗浄に使う場合は、必ず弱い水圧からスタートするようにしてくださいね。

ワイドヘッドの洗車ブラシ

ブラシ部分が大きい洗車用のブラシのことです。ブラシはホイールやタイヤの洗浄に使うので、タイヤのサイズに対してあまりにも小さいものだと、面積的に疲れてしまいます。
こちらはお好みに合わせて用意しましょう。

ブロワー(送風機)

強力な風を吹き出し、風圧でボディ表面の水滴をあっという間に吹き飛ばしてくれるドライヤーのような機械です。送風機能だけではなく吸い込む機能が備わっているものは掃除機としても使えて、さらに便利です。
車体全体の洗車が終わったら、ハンディクリーナーに早変わり!車内の清掃もこれ一台でできてしまうという優れものです。

必要なものをしっかりと準備しよう

今回は洗車に必要なアイテムを紹介しました。

自分に合う道具は、使用頻度や車種によって変わってきます。ぜひあなたの好みに合うものを見つけてくださいね。

道具が揃ったらいよいよ洗車です。プロが教える正しい洗車方法は次の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

洗車に必要なもの

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次