洗車場で車を洗った事はありますか?ガソリンスタンドなどに設置されているセルフ洗車機は機械が自動で車を洗ってくれるので楽ですが、大切な愛車はできれば手洗いしたいですよね。
でも・・・「自宅には洗車する場所がない」という方も多いでしょう。
そこで自分で手洗い洗車をするの便利な場所が洗車場です。洗車場には高圧洗浄機や掃除機などセルフ洗車をするための設備が設置されています。
今回は、カーコーティング専門店代表の森さんと一緒に洗車場に行ってきました!洗車のポイントを教えてもらいながら洗車場についてレポートします。
ガラスコーティング専門店「Glossy」代表の森です!
いつもは隅々まで時間をかけて洗車をしますが、今回は洗車場での洗車なので時間との戦いです!
効率よく車を洗っていきましょう。
コイン洗車場とは?
コイン洗車機と名前が似ていてややこしいのがコイン洗車場です。
都市部に住んでいる方は特にですが洗車をするスペースを確保できず、洗車が先延ばしになってしまうということはないでしょうか。
そんなときに使いたいのがコイン洗車場です。
コイン洗車場は洗車スペースを貸し出してくれて、セルフで洗車ができる場所です。
洗車場の営業時間
営業時間は8時から21時までというところが多いですが、最近では24時間営業しているコイン洗車場も増えてきています。他人の目が気になるという方はあえて深夜や早朝の時間帯に行くとゆっくりと洗車できるかもしれませんね。
コイン式なのでほとんどの洗車場が無人で運営されていますが、曜日や時間によってはスタッフさんが掃除や設備の点検をしていることも。
洗車場の利用料金
洗車場の料金は300円から1000円程度が相場となっており、リーズナブルで手軽に利用することができます。
料金はコースによって変わってきます。
コイン洗車場の設備
コイン洗車場には洗車をするための設備が準備されています。
- 高圧洗浄機
- 大型掃除機
- マット用洗浄機
- カー商品の自動販売機
- 水道
洗車場では高圧洗浄機をメインに使います。高圧洗浄機からは水はもちろんのこと、洗浄剤やコーティング剤などコースに応じたものが出てくる仕組みになっています。
また、場所によってはセルフ洗車機が設置されている洗車場もあります。
設備は整っていますが洗車アイテムは自分で準備しなければいけません!
コイン洗車場に持っていくもの
- タイヤやホイールを洗うスポンジやブラシ
- ボディーを洗うためのスポンジやクロス
- バケツ
- カーシャンプー
- 拭き上げ用の吸水性の高いタオルやクロス
- ワックス・コーティング剤
- 100円玉(ほとんどの機械は100円玉を使用)
コイン洗車場はスピードが大切です。特に週末は混み合っている事が多いのでモタモタしていると、周りの目線がかなり痛いことに。
さらに、高圧洗浄機や掃除機は時間が決まっています。手際良く作業をしなければ無駄にお金を使うことに。
車を効率よく洗えるように事前の準備は必須です。
コイン洗車場の使い方と洗車の流れ
では場所を洗車場に移して、ここからは実践編です!
コイン洗車場で一番安く洗車するには水洗い洗車コースを選びます。今回は5分間300円の水洗いコースで車を洗ってみます。
時間との勝負なので事前に準備できる事は全てやっておきましょう。
コイン洗車場での洗車のやり方と手順
①洗車スペース(高圧洗浄機の前)に車を停める
まずは洗車スペースに車を停めます。空いてない時は順番待ちゾーンで待機しましょう。
洗車スペースは1台ごとに高圧洗浄機が設置されています。
車を停めたら洗車グッズを下ろして、窓やドアが全て閉まっていることを確認しましょう。
②洗車中に使う道具を準備
- タイヤ・ホイール用のスポンジやブラシ
- ボディー用のスポンジやクロス
- カーシャンプー
- バケツ
拭き上げ用のタオルやコーティング剤は別の場所で使うので車の外には出さなくて大丈夫です。
③カーシャンプーを泡立てる
お金を投入する前にバケツでカーシャンプーを泡立てておきます。
ほとんどの洗車場に水道があるので、バケツにカーシャンプーを入れて勢いよく水を注ぎましょう。
水道がない場合は、お金を入れてから高圧洗浄機でバケツに水を入れます。
今回はオートバックスで一番目立っていたシュアラスター のカーシャンプーを使いました。
水が出る時間が限られているので、泡切れが良いカーシャンプーがおすすめです。車を洗うスポンジはホイール用とボディ用の2つ用意しておくと安心です。
④操作パネルで洗車コースを選択してお金を入れる
今回は5分300円の水洗い洗車を選んでみました。
水は一時停止できますが、停止中もタイマーは動いているようです・・・(汗)
高圧洗浄機のガンをしっかりと持ってお金を投入します。
水洗い洗車のボタンを押すとアナウンスが流れました。
ボタンを押した瞬間に水が出たらどうしよう・・・と思ってましたが、コース選択後にスタートボタンを押すと水が出る仕組みでした。
⑤車全体に水をかけてゴミや汚れを落とす
今回洗車する車はハイエース(笑)
流石に5分だと厳しいかもしれません。軽自動車にすればよかった・・・
高圧洗浄機からはかなりの勢いで水が出てくるのでしっかりと持ってください。
まず最初にタイヤ・ホイールの汚れから落としていきます。そのあと車全体の汚れを落としましょう。
1分経過〜
⑥カーシャンプーで車を洗う
ここで一時停止ボタンを押しました。
※一時停止中は、使用できる時間のカウント(タイマー)が止まるものもあれば、タイマーは動いたまま(水は止まるけど時間は経過する)のものあるので、事前にチェックしておきましょう。
表面の大きな泥や砂の汚れをあらかた流し終えたら、次はシャンプー洗車です。
事前に準備した泡をとスポンジを使って全体を優しく洗います。強くこすらないように気をつけてくださいね。
車が大きいので流石に一人では厳しいのでコロリンさんにも手伝っていただきましょう!
慌ててゴシゴシこすってしまうとボディに傷がついてしまいます。優しく洗ってくださいね。ホイールを洗ったスポンジでボディーを洗うと傷がつくリスクが高くなってしまいます。事前に2つスポンジを準備しているので必ず使い分けてください。
コロリンさんはホイールとタイヤ。僕はボディーを洗います。
⑦水でカーシャンプーを流す
全体を洗い終わったら再びスタートしてカーシャンプーを洗い流します。
シャンプーの泡が残っていると水垢の原因になります。洗浄成分はしっかりと洗い流しましょう。
残り時間3分弱です。上の方から効率よく流していきます。
ライト周辺や窓枠などは泡が残りやすい場所なので意識して流すようにしてくださいね。
⑧拭き上げスペースに移動して車の水分を取る
カーシャンプーを流し終わったら洗車スペースでの作業は終わりです。
速やかに車を移動させます。
洗車場には洗車スペースとは別に、拭き上げやワックス/コーティング作業ができるスペースがあります。
移動したら水分が自然に蒸発する前にクロスで拭き取ります。
夏の暑い日などはすぐに水が蒸発してしまいます。自然乾燥させると水道水のミネラル分だけがボディーに残り水垢(白い点々模様)の原因に。
ここも時間との戦いです。吸収性の良い大き目のマイクロファイバークロスを使うといいですよ。ルーフやボンネットなど面積が広い箇所は、タオル全体を広げてテーブルクロス引きの感覚でタオルをひくと効率よく水分を取ることができます。
ドアノブや窓枠は水分が残りやすい箇所です。
⑨ワックスやコーティング剤を塗る
ワックスやコーティング剤を塗る場合は拭き上げ後に作業します。ガラスコーティング施工済の車やコーティングをしない場合は飛ばしてください。
窓の撥水コートもこのタイミングです。
ガラスコーティングを施工していない場合は、ワックスやコーティング剤でボディーを保護してあげることで汚れがつきにくくなり、次の洗車が楽になりますよ。
ワックスは塗りムラができやすく、上達するまで何度も失敗するかもしれませんが自然なツヤ感が好きな方におすすめです。
最近はスプレータイプのコーティング剤が人気で、塗りムラもできにくく作業が簡単なのが特徴です。
⑩掃除機を使って車内清掃
車の外装が綺麗になったら、最後に車内も掃除しましょう。
掃除機が設置されている洗車場がほとんどです。掃除機は3分100円程度で使うことができます。
今回は5分という時間制限の中での洗車だったので、隅々まで綺麗に洗う方法はお伝えできませんでした。
日頃、ガラスコーティング施工前に行う正しい手洗い方法は、次の記事で紹介しています。
洗車場を使う場合、時間との兼ね合いで効率が求められますが、正しい手洗い洗車のやり方を知っておくことで効率よく車を洗うコツがわかると思います。ぜひ参考にしてくださいね。
コイン洗車場のマナー
コイン洗車場は多くの人と共有して使用する場所ですので、全員が気持ちよく使用するためにも決められたマナーをしっかりと守る必要があります。
ここでは多くの洗車場で共通する基本的なマナーをご紹介したいと思います。
洗車場に車を停めたまま出かけない
コイン洗車場は洗車をする場所であり駐車場ではないので、洗車中以外で車を停めたまま車を離れることがないようにしましょう。
汚れがひどいとき、他の車にかからないようにする
泥汚れなどがひどいときに高圧の水で泥を洗い流そうとすると汚れが周りに飛び散ってしまうこととなります。
洗車に来ているのに他の車の汚れが飛んできたら、誰もがいい気持ちはしないですよね。
汚れがひどいときはまず水圧を弱めた水で汚れを洗い流して、その後に洗車を始めるようにしましょう。
洗車スペースが混雑しているときは待機場所で並ぶ
多くの人と共同で利用する場所ですので、日や時間によては混雑していることもあります。
そのような状況で全員が洗車スペースへ詰めかけたら収集がつかないことになってしまいます。
混雑しているなと思ったら、拭き取りスペースや待機場所で待ちましょう。
洗車が終わったら速やかに場所を移動する
洗車スペースは大きく分けて洗車スペースと拭き取りにスペースに分かれています。
洗車が終わったのに洗車スペースで拭き上げをしていると、当然待っている人からすると重大なマナー違反と捉えられてしまいます。
洗車が終わったら速やかに拭き取りスペースへ移動し、他の人の迷惑にならないようにしましょう。
洗車中はエンジンを切る
洗車スペースに移動して洗車をするときは必ずエンジンを切るようにしましょう
特に24時間営業しているコイン洗車場では、夜間にエンジンをかけっぱなしにしていると近隣の迷惑となってしまいます。
コイン洗車場内だけでなく、近隣の方の迷惑にもならないように気を配るようにしましょう。
洗車場でおすすめのコースは?
今回は水洗い洗車コース(5分間)とカーシャンプーを使ってハイエースを洗車しましたが、はっきり言って慣れていても厳しいです(笑)
軽自動車などの小型車ならギリギリで洗えるイメージでした。
カーシャンプーにこだわりがある場合
カーシャンプーにこだわりがあり、持参したもので洗いたい方は「水洗いコース×2」がおすすめです。
最初の5分で車についている砂やゴミを落とし、カーシャンプーを使って隅々まで洗います。
洗い終わったら、もう一度お金を入れて5分間でカーシャンプーを洗い流します。
およそ600円で洗車ができます。
カーシャンプーにこだわりがない場合
カーシャンプーにこだわりがない方は、標準コースやシャンプーコースがおすすめです。
洗車場に設置されている機械にもよりますが、「水→洗浄剤(泡)→停止タイム→水」の流れが一般的です。
この場合、カーシャンプーやバケツを準備する必要はありません。洗浄剤はかけるだけでも問題はありませんが、停止タイムがあるので車にかけた泡とスポンジを使って洗うとより汚れが落ちます。
シャンプー洗車は6分〜7分で500円程度で利用することができます。
とはいえ、6分はあっという間ですのでスピード勝負になります。
洗車場で大活躍のプロが使う洗車セット
カーシャンプーやケミカルにこだわりたい方におすすめなのが、今回お話を聞いたガラスコーティング専門店「Glossy」さんが手がける洗車セットです。
カーシャンプーはもちろん、汚れの種類別に対応したケミカル3種類。洗車後に手軽に使用できるコーティング剤とマイクロファイバークロスがセットになった「Speciale コンプリートパック300」
今なら洗車後の拭き上げに便利な大判サイズのバスタオルをプレゼント中!とのこと。
この洗車用のバスタオルだけでも1500円相当の商品なので、洗車セットを購入するなら今が大変お得!です。
カーシャンプーやケミカルは、実店舗でも使用しているプロ仕様のもので、コーティング剤は10万円以上するガラスコーティングの仕上げ剤として使っているものなので、その実力はプロのお墨付きです。
洗車のお供にワンセット持っていると重宝すること間違いなし!
マナーを守ってコイン洗車場を使おう
今回はコイン洗車場の使い方やマナーを紹介しました。
初めて洗車場を利用するときは効率よく洗うことができないかもしれません。何回も利用するうちに自分なりの洗車の流れができてきます。
利用経験がない方も安心して使ってくださいね。