キーパーの「ミネラル取り洗車」で水ハジキが復活!詳しく解説します

キーパーコーティングで「クリスタルキーパー」や「ダイヤモンドキーパー」を施工したのに、気づいたら水ハジキが鈍くなったと感じていませんか?

また、キーパーコーティング以外のコーティング剤を施工した方も、水のはじき方が鈍くなって悩んでいるかもしれませんね。

コーティングの効果は数年持続すると言われたのに・・・もしかして、コーティング皮膜が剥がれてしまった?と思うかもしれません。

コーティング施工車の水ハジキが鈍くなる理由は、「ミネラル汚れ」が原因のことがほとんどです。

この記事では、水ハジキを阻害するミネラル汚れと、キーパーの「ミネラル取り洗車」について詳しく解説します。

目次

車に付くミネラル成分について

ミネラル汚れ

「ミネラル(mineral)」とは、カルシウムや鉄、ナトリウム、マグネシウム、ヨウ素などの元素の総称です。
人体にとって必要な栄養素も多く良いイメージがあるかもしれませんが、ミネラルによる汚れは車にとって非常に厄介な存在。

洗車を頻繁にしていない車体に、白い点状態の汚れが大量に付着している所を見たことはないでしょうか。
これは、ミネラル成分によって発生した汚れの可能性があります。

雨や雪、霧、洗車の際など、車の表面が水で濡れることは珍しくありません。
多くの水の中には、超純水などの特殊な水でない限り様々な物質が含まれています。

空気中に漂うゴミやホコリなどを巻き込んでいる場合もありますが、元々、水にはカルシウムやナトリウム、マグネシウム、カリウムなどといったミネラル成分が多く含まれています。
車の表面に付着しているてんてんとしたシミは、このミネラル成分が原因の可能性が高いのです。

車の表面にミネラルよってできたシミが付く要因は、雨や洗車の際などに車の表面に付着した多くの水分。

水分自体は残っていてもすぐに蒸発しますが、水分に含まれているミネラル成分やホコリ、チリ、排気ガスなどのゴミは車の表面に残されたままになってしまうため、汚れとして浮かび上がるのです。

この汚れは「雨ジミ」や「イオンデポジット」「水垢」などとも呼びます。
定期的に車の表面に付着してしまった汚れを取り除く必要があります。

ミネラル汚れを放置すると起こる問題

見栄えが悪い

ミネラルの汚れでもっともわかりやすい問題は、見栄えが悪くなること。
せっかくの愛車なのに、ポツポツと汚れが付いてしまっている状態では目も当てられません。
綺麗好きの人が多い日本では、車のちょっとした汚れが気になる方も多いでしょう。

シミになる

水が原因のミネラル汚れが車に付いた場合、「サッと払取りえば綺麗になるでしょ」と思われている方もいるかも知れません。
雨や雪などで付いた直後のミネラルの汚れは、表面だけを簡単に拭き取ればあっという間に除去することが可能です。

しかし、長い時間放置し、蓄積したミネラルによる頑固な汚れはシミへと変化してしまいます。

中にはイオンデポジットが塗装面の内側まで浸食し、塗装面を凹みでボコボコにするクレーター現象を起こしてしまう場合も。

クレーターはコーティング加工していてもできてしまうことがあり、一度クレーターができてしまうとコーティングを全部剥がしたり、表面を研磨してクレーターができた部分ごと削り取ることになります。

水のハケが悪くなる

ワックスやコーティングなどは、撥水効果があります。撥水効果のある加工とは、水はけをよくするために行うもの。

水はけが悪い状態だと、水垢などの汚れが付きやすくなり、見た目が悪くなるのと同時に車の表面がダメージを受けてしまう可能性もあります。

しかし、ミネラルによって発生した汚れは撥水効果のあるコーティングやワックスの施工をしていてもその上から付着する場合があり、せっかくの撥水効果が薄れてしまいます。

ミネラルを含むものは多い!水道水にも

どんなものにミネラルが多く含まれており、車をミネラルで汚さないためにはどういう点に気を付けておくべきなのでしょうか?

車のミネラル汚れの原因① 水道水

水道水に多く含まれるミネラル

ミネラル濃度には地域差がありますが、水道水は雨水よりもミネラル成分が多く含まれています。

使用している原水の成分にも違いがありますし、浄水場の基準も地域によって多少の違いがあるためミネラル濃度が変化します。

ミネラル濃度が高い地域として例を挙げると、関東の関東ローム層や九州の火山地帯が広がる地域は火山灰などが主成分の土壌になっているためミネラル濃度は高くなります。

車のミネラル汚れの原因② 井戸水

ミネラルは井戸水にも多く含まれる

井戸水が引かれている地域では、洗車や清掃、炊事などの目的で使用されていることもあります。

特に洗車では多くの水を使用するので、水道代の節約のために井戸水を使用することがあります。
また、コイン洗車場でも井戸水が使われていることもあります。

しかし、井戸水は水道水よりもミネラル濃度が高い傾向にあります。
飲み水としてはミネラル濃度が高いと健康にも良いというメリットがありますが、洗車の目的で井戸水を使用する場合は、ミネラル汚れが付きやすいというデメリットがあります。

車のミネラル汚れの原因③ 黄砂やPM2.5が含まれた水

黄砂やPM2.5もミネラル汚れの原因

春になると来る、空を一面覆う黄砂。
古来から、中国内陸部のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠の砂が風に乗って日本へやってくる季節の風物詩です。

黄砂の中には、ナトリウムなどのミネラルが多く含まれており、車にとっては厄介な存在。

また、近年では重金属や炭素成分が含まれたPM2.5などの極微小物質も黄砂と一緒に飛来するようになってしまいました。
黄砂のシーズンに雨が降ると、宙を舞う黄砂やPM2.5が雨と混じり、泥のような状態で車に張り付いてしまいます。
ミネラル成分が車体へピッタリと張り付き、掃除しようとしても砂の部分が車の表面を傷つけてしまう可能性があるため慎重にならざるを得ません。

融雪剤

融雪剤もミネラル汚れの原因になる

車にミネラルが付着する原因は上からだけではありません。

雪国や寒冷地で道路のスリップ防止のために撒かれる融雪剤には、塩化カルシウムや塩化マグネシウム、塩化ナトリウムなどのミネラルが含まれています。

融雪剤はボディーにミネラル汚れが付着するだけでなく、車の下回りやマフラーのサビの原因にもなります。

融雪剤は車のタイヤやホイールだけでなく、下回りやボディーにも付着するので事前に対策することをおすすめします。

ミネラルがコーティングに与える影響

車をカーコーティング施工すると、ボディーの表面に水を弾く撥水効果(被膜)ができ、美しいツヤが生まれます。

しかし、コーティング施工を行った車のボディーにも、ミネラル汚れやゴミなどが付着します。

ミネラル汚れ

コーティングの上にミネラル汚れが付着すると、クリアだったボディー表面がが濁って見えるようになってしまいます。
コーティング加工時にミネラルは除去されますが、時間の経過とともにまた蓄積していきます。
ですので、コーティング加工を行ったあとも、定期的なミネラル取りを目的とした洗車が必要です。

また、ミネラル汚れを完全に取り去っていない状態でコーティングを行った場合、ツヤは出たとしても塗装面とコーティング被膜の間に汚れが挟まった状態になります。

これが何層も重なってしまうと、洗車だけでは完全にミネラル除去ができなくなってしまい、プロによる研磨が必要になります。

市販のコーティング剤をDIYすれば、専門業者に依頼するよりも安価でコーティングを行うことが可能ですが、ミネラル取りをしっかり行ってから施工するようにしましょう。

ミネラルで水弾きが悪くなるメカニズム

水ハジキが悪くなった場合、コーティングの上にミネラルなどの水をはじかないものでできた、薄い膜が付着していることがほとんどです。

ミネラルは無機質な物質で、水をはじかない性質を持っているのです。この薄い膜を「水ハジキ阻害被膜」と言います。

水ハジキ阻害被膜は、洗車時などに水がボディーの上で乾いてしまった時に、水道水や井戸水に含まれるミネラルが薄い膜を作ることで形成されます。

水ハジキ阻害被膜が、コーティング剤の撥水を妨げているだけなので、コーティングの効果がなくなったわけではありません。

特に、春先の黄砂を含んだ雨水は注意が必要です。

ミネラルをできるだけ付けないようにするポイント

冬の洗車

カーシャンプーと水を使用して洗車した際は、必ず洗車が終わった直後に車の表面に付着した水分をクロスやセーム皮で拭き取ってください。
水分を残したままにしておくと、ミネラル汚れの原因になります。

雨が降った後も、できれば車を拭き上げておくとミネラル汚れ防止なります。

また、雨や雪、霧などで車体が濡れる頻度を減らすために、家で保管する際はガレージやカーポートに駐車したり、できない場合はカバーをかけるなどの工夫をしましょう。

カバーをかける際は、車に水分が付着していないか確認してからカバーをかけてください。
水分が付着したままカバーをかけると、カバーの中で蒸発出来なくなった水分が水垢になってしまう可能性があります。

キーパーコーティングのミネラル取り洗車と艶PACK

キーパーのミネラル取り洗車

キーパーの「ミネラル取り洗車」や「艶PACK」は、コーティングの膜の上へ付着したミネラルの汚れを除去する作業の事です。

キーパーのミネラル取り洗車

ミネラル取り洗車は、キーパーコーティングをかけてある車だけにできるメニューです。
キーパーで、洗車と一緒に注文することができます。

艶PACKはキーパーコーティング以外のコーティングや、コーティング自体を施工していない車でも注文できるミネラル除去メニューです。

キーパーのミネラル取り洗車コース料金

「KeePer PRO SHOP」では、洗車の料金に500円上乗せするとミネラル取りも行ってくれます。
これは、キーパーコーティングが施工されていることが条件です。

キーパーの洗車コースは2種類あります。

キーパーの洗車コース① 純粋手洗い洗車

ミネラル取り洗車を利用する方は洗車も特別価格が適用されます。

【純粋手洗い洗車 参考価格(税込)】

SSサイズ・・・1,900円
Sサイズ・・・2,010円
Mサイズ・・・2,240円
Lサイズ・・・2,460円
LLサイズ・・・2,800円

上記金額にプラス500円でミネラル取り洗車が可能です。
洗車時間が25分〜ですので、合計40分ほどで完了します。

キーパーの洗車コース② プレミアム純粋手洗い洗車

プレミアム洗車は、ホイールクリーニングやトランク、ボンネットの裏側の汚れ拭取りがセットになった、細部までの洗車コースです。

【プレミアム純粋手洗い洗 参考価格(税込)】

SSサイズ・・・3,180円
Sサイズ・・・3,580円
Mサイズ・・・4,080円
Lサイズ・・・4,580円
LLサイズ・・・4,880円

プレミアムにも、上記金額にプラス500円でミネラル取り洗車が可能です。
洗車時間が40分〜ですので、合計60分ほどで完了します。

キーパーの洗車コース③ 艶PACK

艶PACKは、キーパー以外のコーティングやコーティング未施工の車でも注文できるメニューです。

【艶PACL 参考価格(税込)】

SSサイズ・・・7,900円
Sサイズ・・・8,300円
Mサイズ・・・8,900円
Lサイズ・・・9,400円
LLサイズ・・・10,500円

こちらは、ミネラル除去もセットになっています。
施工時間は、洗車時間プラス30分ですので、約1時間程度になります。

ミネラル取り洗車が不要なキーパーコーティングもある

ミネラルによる汚れはどうしてもついてしまうものですが、「どうしてもミネラル汚れが許せない」という方におすすめなのが、施工が可能なポリマーコーティングの「ピュアキーパー」と「ホワイト・ピュアキーパー」です。

KeePerには、一年間美しい状態を維持できる「クリスタルキーパー」一年に一度メンテナンスすれば5年持つ「ダイヤモンドキーパー」などのコーティング加工があります。

しかし、ピュアキーパーはその効果を維持できる期間が3か月程度と短め。
汚れにくさも他のコーティング方法であるクリスタルキーパーなどの方が上ですが、何故ミネラル汚れに強いのでしょうか?

それは、3か月程度しか持たないからです。
コーティングの寿命が短期間であることはデメリットかも知れませんが、逆説的に3か月経過したらまた繰り返し洗車と一緒にコーティングを施工する必要があるのでミネラルの膜が酷い状態になることを避けられます。

また、施工を繰り返す事でより一層強い皮膜となるため、施工するたびにより美しく仕上がります。

ホワイトピュアキーパーは、剥がれ落ちたワックスなど頑固な油汚れにも対応。
KeePer独自開発の強力カー洗剤「爆白(ばくはく)」は、コーティングに混ざってしまったミネラル汚れや油汚れも強力な洗浄力で綺麗に落としさります。

「爆白」という名前ですが、汚れを綺麗に落とすという意味であり、漂泊するわけではないためブラックなどダーク系の濃い色の車にも使用も可能。

【ピュアキーパー 参考価格(税込)】

SSサイズ・・・5,600円
Sサイズ・・・6,000円
Mサイズ・・・6,600円
Lサイズ・・・7,100円
LLサイズ・・・8,200円

【ホワイト・ピュアキーパー 参考価格(税込)】

SSサイズ・・・6,600円
Sサイズ・・・7,000円
Mサイズ・・・7,900円
Lサイズ・・・8,600円
LLサイズ・・・9,700円

自分でミネラル取りをする方法

最後に自分でミネラル除去をする方法を紹介しましょう。

ミネラルや水垢が落ちると記載されているカーシャンプーは多くありますが、そのほとんどがコンパウンドなどの研磨剤が含まれています。

研磨剤入りのカーシャンプーは洗車キズができる原因にもなり、せっかくのコーティングが台無しに。
そこでおすすめなのが、ミネラル汚れに特化したケミカルです。

中でも「SPECIAL ワン」は、雨染み・水染み(ウォータースポット)を確実に落とすために開発された商品です。
この除去剤のコンセプトは『塗装面にダメージを与えないで効果の最大化を実現する』

洗車後に簡単に使えるので、時間もコスパも嬉しい商品ですよ。

キーパーコーティングと酸性ケミカルに関して

「SPECIAL ワン」は酸性ケミカルに対応していないコーティング層には使用できません。
キーパーコーティングは種類によっては、酸性ケミカルに対応していない可能性がありますので、ご使用の際は施工店でご確認ください。
また、施工技術によってはコーテイング剤の定着が弱い場合もあります。
ご使用の際は、目立たない場所でテストを行ってから施工することをおすすめしております。

水ハジキが気になったらミネラル除去を試そう!

車のボディの水ハジキが鈍くなったら、まずはミネラル汚れを疑ってください。

特に、冬場から黄砂の時期が危険です。
水分から発生するミネラルの汚れを放置すると、クレーターのように貴方の車の表面をボコボコに傷つけてしまうかも知れません。

キーパーコーティング車であればキーパーの「ミネラル取り洗車」、その他の車はキーパーの「艶PACK」がお勧めです。
また、自分でDIYする場合は「SPECIAL ワン」です。

ミネラル汚れでお困りの方はぜひ一度お試しください。

ミネラル取り洗車とは

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