カー用品店に行けば、多くの洗車用品があり何を買ったら良いのかわからない!
そんなお悩みを持つ方は多いと思います。
洗車の道具選びは、大切なポイントさえちゃんと理解していればそんなに難易度の高いものではありません。
そこで今回は、洗車初心者さんにおすすめの洗車用品とプロも使うワンランク上の洗車道具をご紹介します。
まずはここから!基本の洗車道具
カー用品店に行くとさまざまな洗車グッズが販売されていますが、まずはこの5点を準備しましょう。
①ホース
ホースは車に水をかけるのに必要なアイテムです。
選び方は次の2点に注意しましょう。
ホースの長さは足りるのか?
ホースは洗車中に水を車体にかけるために使います。
洗車に使うホースは車まで余裕のある長さがおすすめですが、必要以上に長いと水の勢いが弱くなってしまいます。
すすぎ残しが出ないように、車までしっかりと届く長さのホースを準備します。
シャワーヘッドつきが便利!
洗車用でホースを用意するなら、ホースの先端にシャワーヘッドがついているものが便利です。
手元のハンドルでシャワーノズルの水流を「シャワー水流」や「ストレート水流」に変更できれば、洗車の工程や水をかける場所に合わせて水の強さを調整できるので、より理想的な洗車が可能になります。
おすすめのホースは高木の「BOXY NEXT」です。
シャワーヘッド付きなのはもちろんですが、ホースの巻き取りがとても軽くストレスなく使用することができます。
②バケツ
カーシャンプーを泡立てやクロスの洗浄に
カーシャンプーはスポンジに直接つけて使用するものもありますが、ほとんどのカーシャンプーは水で希釈して使用します。
バケツはカーシャンプーを泡立てるのに使います。
バケツの中にカーシャンプー液を適量入れ、その上から水を勢いよく注ぎ込んで泡を作ります。
そのほか、汚れたタオルを洗ったりと、洗車ではなくてはならない道具のひとつです。
バケツ自体は何でもいいのですが、洗車用で販売さてれている蓋つきのものは洗車用品を収納するボックスになったり、脚立がわりに使えたりと何かと便利です。
使わないときはコンパクトにたたんで、場所を取らず収納できるものもあります。
洗車用バケツは大きめのものが使いやすい
洗車に使うバケツの場合は、容量7〜8リットル程度の大きめサイズがおすすめ。
小さいものだと
洗車の作業効率を考慮しても、大容量サイズのバケツの方が便利なのでその点もチェックして購入してください。
③スポンジ(クロス)
スポンジはボディに直接当てて使うものなので、使い方や選び方によっては車体に傷をつけてしまいます。
ボディ用とタイヤ用で最低2個は用意しよう!
洗車に使うスポンジは、2種類用意することをおすすめしています。
① ボディ用のスポンジ
目が細かく柔らかいスポンジを準備します。
表面が真っ平らなものは摩擦面が大きく、ボディに当てたときに傷が入りやすいので、表面が凹凸なフォルムになっているものを選びましょう。
また、ボディ用のスポンジは一回でも地面に落としてしまったら使話ないほうが良いです。
地面の砂や汚れの粒子がスポンジに入り込んでしまい、ボディへの傷のリスクになるからです。
もし落としてしまった場合に備えて、洗車の際にはスペアを最低1個は余分に用意しておきましょう。
② タイヤ・ホイール用のスポンジ
こちらも柔らかめのスポンジがベスト。
ホイール用のブラシを使う方もいますが、頑丈そうに見えるホイールも表面は繊細です。
ブラシでゴシゴシ擦ると傷がつくことがあるのでスポンジで洗うことをおすすめします。
ただし、すぐに汚れてボロボロになってしまうので、こちらはボディ用スポンジの使い古しで十分です。
ホイールの細部を洗うときには、程度な大きさにちぎって使うと洗いやすいですよ。
おすすめはマイクロファイバークロス
洗車といえばスポンジで洗うのが一般的ですが、おすすめはマイクロファイバークロスです。
スポンジよりも傷がつきにくく、万が一地面に落としてしまった場合でも繊維に土やホコリが絡まることがないので、綺麗に洗えば再び使うことができます。
また、指に馴染みやすいので細かい場所も洗いやすいです。
洗車用ムートンは?
最近では、ムートン洗車も人気でプロショップでも使われていることが多いですが、ムートンは羊の毛でできておりその素材は研磨用のバフと同じものです。
商品や使い方によっては、ボディにキズが入ってしまうことがあるので注意が必要です。
④カーシャンプー
「カーシャンプー」は車の汚れをより落としやすくするだけでなく、泡がクッションの役割をし、洗車傷をつけにくくする役割があります。
ほとんどのカーシャンプーはバケツなどに入れて水を注ぎ込んみ泡を作って使用します。
カーシャンプーは種類がたくさんありますが、コンパウンドや研磨剤が入っているものは、濃色車に使用すると細かい傷が目立ってしまうことがあるので注意が必要です。
車に優しくもっとも安心なのは、穏やかな洗浄成分以外のものが一切配合されていないオールカラー対応タイプのカーシャンプーです。
もしどれを選んだらいいのか分からなくて心配という人は、このタイプをまずは探してみてください。
⑤拭き上げ用タオル
ボディの拭き上げには、一般的にはマイクロファイバーのクロスがよく使われています。
吸水性・排水性に優れ、超極細繊維がボディへの当たりも柔らかく、塗装面などに負荷をかけることなくスピーディーに水分を拭き取ってくれます。
洗車専用で様々な種類があるので、自分の好みに合わせて選ぶといいでしょう。
使い古しのタオルなどでももちろん使えますが、これはあまりおすすめしません。繊維が固いと車体に傷がつく恐れがあります。
セームでも代用OK
拭き上げにはクロス以外にも、セームでも代用ができます。こちらも優れた吸水性があるので、使い勝手がいいですよ。
水泳などのスポーツ用品としても製品化されているほどの高性能なタオルです。
絞ればまた抜群の吸水性が復活するので、すぐに何度でも繰り返し拭き取りに活用できます。
あると便利な洗車道具
⑥脚立
折りたたみの階段状になった脚台で、高いところに手が届かない場合などに使うものです。
セダンタイプの車なら必要ないと思いますが、大きなワゴン車などでは用意しておいた方がいい道具です。
使うときには、車体に当たらないように要注意!
ただし、洗車中に脚立を使うときには車のボディに当たらないように十分に気をつけましょう。
もし可能なら、脚立の出っ張った部分や車体に近づきそうな部分にタオルや布を巻きつけるなどして、万が一当たってしまったときの傷防止策をしておくと、いざというときに安心です。
そして脚立に乗って作業するときは、洋服の裾などがボディにこすれないように気をつけて!ボタンなどが当たって傷がついたなんてことにならないように、よく確認しながら作業してくださいね。
⑦ブラシ(ハケ)
ホイールやエンブレムなどの細かい場所を洗うのにおすすめなのが洗車用のブラシです。
写真のようにホイールのナット部分など、指やスポンジが入らない場所にぴったりはまるように作られています。
⑧水切りワイパー
水切りワイパーは洗車の際、フロントガラスやサイドの窓ガラスについた水滴を取り払うために使います。基本的に窓ガラス以外には使いません。
軟性シリコンなど、傷がつきにくいものを選ぶ
ガラス面に直接当てて滑らせるものなので、材質が柔らかいものを選びましょう。軟性シリコンだと傷ができにくくて扱いやすいかと思います。
硬い材質のものだと、砂やゴミを噛んでしまったときに傷がつくので要注意です。
ボディの水切りには使用NG!
水切りにとっても便利なワイパーですが、ボディの水切りには使わないように注意してくださいね!ワイパーの水切り面でボディ表面をこすると、細かな付着物の粒子を車体に擦り付けることになってしまい、それが傷の原因になります。
水切りワイパーを使っていいのは窓ガラスだけと覚えておきましょう。
⑨掃除機
こちらも車内清掃に使うものですね。洗車後に車内を掃除するときに使います。
セルフ式の洗車場には備え付けで専用の掃除機が用意してあったりもしますが、できれば一台、自宅に車用の掃除機を用意しておくと便利かと思います。
車用かコードレスタイプの掃除機が便利!
洗車の際に使うのであれば、車用やコードレスタイプの掃除機を用意するといいですよ。洗車は屋外でするものなので、コンセントから電源を引くのは困難です。
そしてコードレスタイプで気をつけたいのは、充電後の使用可能時間の長さ。
実は過去に失敗した経験があるのですが、安すぎるものだと稼働時間が5分も持たなかったりととにかく短く、まったく役に立たない場合がります。
そのような失敗を避けるためにも、購入の際はどの程度の稼働時間があるのかをきちんと確認しましょう。
⑩コーティング剤
コーティング剤は、洗車後のボディ表面を保護し光沢を出すためのものです。
少量ずつ取って塗り込んでいくワックスタイプや、濡れたボディに吹き付けていくだけのスプレータイプなど、使い方や種類にも違いがあります。
塗布後に完全に乾くと、硬質なコーティング被膜を形成してツヤを出し、さらに鉄粉や砂埃などの汚れがつきにくい状態にしてくれます。
現在はガラスコーティングというタイプが人気です。
ガラスコーティングはその名のとおり、塗布後に乾くとガラスのような透明で硬質な被膜を形成し、塗装面を強力にガードする効果があります。
施工が簡単でワックスよりも長持ち!
特におすすめなのはスプレータイプのコーティング剤です。吹きつけるだけなので難しいテクニックも要らず、初心者でも失敗なく施工できます。
専門の業者に依頼するのと比べて、価格もかなりリーズナブルに抑えられるのも嬉しいところ。
そしてワックスよりも長持ちなので、お手入れの手間を考えてもコーティングの方がメリットが大きいです。
⑪高圧洗浄機
マメに洗車をする方なら使いたいのが高圧洗浄機。洗車場に行くと設置されているものの家庭版です。
水の勢いだけでかなりの汚れが落ちますが、注意したいのが水圧の強さです。
場合によっては、塗装面やボディが損傷する影響があるので注意が必要です。
もしボディの洗浄に使う場合は、必ず弱い水圧からスタートするようにしてください。
必要なものをしっかりと準備しよう
今回は洗車に必要なアイテムを紹介しました。
自分に合う道具は、使用頻度や車種によって変わってきます。ぜひあなたの好みに合うものを見つけてください。
道具が揃ったらいよいよ洗車です。
プロが教える正しい手洗い洗車の方法は次の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。