ガソリンスタンドで「ついでに洗車してもらおうかな」と思ったことはありませんか?
最近は、ドライブスルー型の洗車機だけでなく、スタッフによる手洗い洗車やコーティング付きのメニューを扱うスタンドも増えています。
一方で、
「料金はいくらぐらい?」
「手洗いと機械洗車、どっちがキレイ?」
「混んでる時間を避けたい」
──そんな疑問を持つ方も多いはずです。
実際、スタンド洗車は手軽で安い反面、仕上がりや所要時間には大きな差があります。
さらに、洗車機の稼働時間には制限がある店舗も多く、混雑する時期や時間帯を知らないと待ち時間が長くなることも。
この記事では、コーティング専門店の視点から
- ガソリンスタンド洗車の種類と料金相場
- 手洗い洗車と洗車機の使い分け
- 混雑しにくいタイミングと注意点
をわかりやすく解説します。
「スタンド洗車を上手に使いこなしたい」「費用感を知っておきたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
ガソリンスタンド洗車の全体像(セルフ・手洗い・機械)

ガソリンスタンドで行える洗車は、大きく分けて3つのタイプがあります。
それぞれに特徴があり、目的や車の状態に合わせて選ぶのがポイントです。
① ドライブスルー洗車(機械洗車)
最も手軽で利用者が多いのが、ドライブスルー型の自動洗車機です。
給油ついでにそのまま洗車でき、最短3〜5分ほどで完了します。
最近の機種は性能も進化しており、泡洗浄・高圧ジェット・下回り洗浄などの機能を備えたものも多く、
撥水コートや光沢仕上げなどのメニューも選べます。
ただし、細部の汚れやホイール奥の洗浄は苦手で、
車高の高いSUVやルーフボックス付きの車は制限がかかる場合もあります。
スピード重視で“とりあえず汚れを落としたい”方に向いています。
② スタッフ手洗い洗車
スタッフが手作業で洗うタイプで、
仕上がりの丁寧さや艶感を重視したい方におすすめです。
スポンジやクロスを使い分けながら細部まで洗うため、
機械洗車よりもキズがつきにくく、コーティング車にも対応しやすいのが特徴です。
一方で、料金は2,000円〜6,000円前後と高めで、
作業時間も30〜40分ほどかかります。
仕上がりを優先したい、または洗車を任せたい方に適した方法です。
③ セルフ洗車(自分で洗うタイプ)
近年は、セルフ洗車場を併設したガソリンスタンドも増えています。
高圧洗浄ガンや泡スプレーを使って、自分のペースで洗車できるのが魅力です。
ただし、洗車道具の持ち込みや時間制の利用ルールがあるため、
慣れていない方にはややハードルが高いかもしれません。
しっかりと汚れを落としたい方や、
「自分の手で丁寧に仕上げたい」派には向いています。
料金・相場はいくら?(スタンド洗車の価格目安)
ガソリンスタンドの洗車料金は、洗車機か手洗いかによって大きく異なります。
また、車のサイズやメニュー内容(撥水・コート・下回り洗浄など)でも変わります。
下の表は、一般的な価格帯の目安です。
| 洗車タイプ | 料金相場(税込) | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 洗車機(シャンプー) | 約300〜600円 | 3〜5分 | 最も手軽。短時間で汚れ落とし中心 |
| 洗車機(撥水・コート付き) | 約700〜1,200円 | 5〜10分 | 光沢・撥水仕上げ。価格と仕上がりのバランス◎ |
| スタッフ手洗い洗車 | 約2,000〜6,000円 | 30〜40分 | 丁寧で傷がつきにくい。コーティング車にも対応 |
| セルフ洗車場 | 100〜500円(設備使用料) | 20〜40分 | 高圧洗浄などを自分で操作。コスパ重視向け |
※価格はあくまで全国的な平均。ブランドや店舗、車種によって異なります。
洗車機の相場とコスパ
ドライブスルー型の洗車機は、「安く・早く」が最大の魅力です。
給油のついでに300円ほどで済ませられるコースもあり、「とりあえず汚れを落としたい」方には最適です。
最近では、撥水コートや光沢仕上げなど上位メニューも人気で、コーティング車でも問題なく利用できる機種も増えています。
ただし、ホイールの奥や下回り、細部の汚れは落としきれないため、定期的に手洗いと併用するのが理想です。
手洗い洗車の相場と特徴
スタッフによる手洗い洗車は、仕上がりを重視する方向け。
料金は2,000〜6,000円前後と高めですが、柔らかいスポンジや専用クロスで細部まで丁寧に洗い上げます。
黒系ボディやコーティング施工車など、「機械洗車では不安」という方には特におすすめです。
一方で、店舗によって洗剤や水質、仕上げ方に差があるため、初めて利用する際は口コミや作業の様子を確認しておくと安心です。
セルフ洗車場タイプの費用感
一部のガソリンスタンドでは、高圧洗浄ガンや泡スプレーを自分で使える「セルフ洗車」が併設されています。
利用料は100〜500円程度が多く、道具さえあれば非常に安く済ませられます。
ただし、時間制限や混雑の影響を受けやすく、慣れていないと水シミや拭き残しが出やすい点には注意が必要です。
このように、スタンド洗車の料金は目的によって幅広く、「スピード重視なら機械、仕上がり重視なら手洗い」が基本です。
次の章では、それぞれの作業時間と混雑の傾向を詳しく見ていきましょう。
所要時間の目安と混雑しやすいタイミング

ガソリンスタンドでの洗車は、コースの種類や時期によって所要時間が大きく変わります。
また、スタンドによっては洗車機の稼働時間に制限があるため、事前に確認しておくことも大切です。
洗車機の作業時間
自動洗車機の洗車時間は、3〜10分程度が一般的です。
シャンプーコースなら3〜5分、撥水やコーティングコースを選ぶと5〜10分前後かかります。
最近のドライブスルー型は乾燥ブロー機能も備えており、拭き上げスペースを利用しなくてもある程度の仕上がりになります。
ただし、完全に水分を飛ばしきるわけではないため、ウォータースポットを防ぐには拭き上げ作業をプラス5〜10分見ておくと安心です。
手洗い洗車の作業時間
スタッフによる手洗い洗車は、30〜40分程度が目安です。
車体の大きさやコース内容(下回り洗浄・ワックス・室内清掃の有無)によっては、
1時間近くかかることもあります。
手作業による丁寧な仕上げが魅力ですが、
混雑時は「待ち時間+作業時間」で合計1時間半以上になるケースもあります。
特に年末や大型連休前は、予約制を採用している店舗も多いので注意しましょう。
洗車機の稼働時間制限
24時間営業のスタンドでも、洗車機の利用は早朝〜22時頃までに制限されていることが多いです。
理由は「騒音対策」。
乾燥ブロワーの音が近隣に響くため、深夜は停止している店舗がほとんどです。
夜間や早朝に洗車したい場合は、
セルフ洗車場タイプや屋内型のスタンドを選ぶとよいでしょう。
混雑しやすい時期と時間帯
ガソリンスタンド洗車は、季節やイベント前後で混雑の波がはっきり出ます。
| 時期 | 混雑の理由 |
|---|---|
| 3〜4月 | 花粉・黄砂・PM2.5の汚れで洗車需要が急増 |
| ゴールデンウィーク前後 | 長距離ドライブ前後の利用が多い |
| 年末(12/25〜1/4頃) | 大掃除シーズンで1年分の汚れを落とす人が集中 |
時間帯で言えば、土日の午前〜昼過ぎ(10〜14時頃)が最も混む傾向にあります。
逆に、平日の朝や夕方以降(17〜19時頃)は比較的空いているため狙い目です。
このように、スタンド洗車は「時間」と「タイミング」を上手く選ぶだけで、
待ち時間を大幅に減らせます。
次の章では、実際にどんな人にガソリンスタンド洗車が向いているか/向かないかを整理します。
ガソリンスタンド洗車が向いている人・向いていない人
ガソリンスタンドの洗車は、手軽さとコスパの良さが最大の魅力です。
一方で、仕上がりやディテールにこだわる方には、やや物足りない面もあります。
ここでは、スタンド洗車が向いている人・そうでない人を整理してみましょう。
ガソリンスタンド洗車が向いている人
以下のような方には、スタンド洗車がぴったりです。
- 忙しくて洗車に時間をかけられない
- 給油のついでにサッと済ませたい
- 多少の水アカや細部の汚れは気にしない
- コスパ重視で、最低限きれいになればOK
- 冬や雨の日など、自宅で洗車しにくい環境に住んでいる
こうした方には、ドライブスルー洗車や短時間のスタッフ洗車が最適です。
特に白やシルバー系の車は、多少の水シミやブラシ跡が目立ちにくいため、
「価格の割に十分きれい」と感じるケースが多いです。
向いていない人(こだわり派・コーティング車オーナーなど)
一方で、次のような方はスタンド洗車よりも専門店やセルフ手洗い洗車が向いています。
- 黒・濃色ボディで傷やシミが目立ちやすい
- コーティング施工車で、撥水性能を維持したい
- ミラー・エンブレム・モールなど細部の汚れも落としたい
- ブラシの微細なキズが気になる
- 車を「移動手段」ではなく「趣味」として大切にしている
こうしたオーナーにとっては、スタンド洗車の摩擦や水質のばらつきがリスクになります。
そのため、週に1度はガソリンスタンドで簡易洗車を行い、
月1ペースで専門店メンテナンスを併用するのが理想的です。
手洗い・スタンド・専門店の使い分け例
| タイプ | おすすめ頻度 | 費用感 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ガソリンスタンド洗車 | 2〜3週に1回 | 300〜1,000円 | 時間がないときの時短ケア |
| セルフ手洗い洗車 | 月1回 | 100〜500円+道具 | 細部まで丁寧に洗える |
| 専門店・コーティング店 | 年1〜2回 | 数万円〜 | 仕上げ・保護・メンテナンス重視 |
「普段はスタンド、節目に専門店」というバランスで使い分けることで、
コストを抑えながら愛車をきれいに保てます。
まとめ|目的に合わせて洗車方法を使い分けよう
ガソリンスタンドでの洗車は、「安く・早く・気軽に」を叶えられる便利な選択肢です。
300円〜1,000円程度で利用でき、給油ついでに数分で車をきれいにできます。
とくに時間が取れない方や、定期的なメンテナンスを続けたい方には非常にコスパの高い方法です。
一方で、黒いボディやコーティング施工車など仕上がりにこだわりたい車の場合は、
ブラシによる細かな傷や水ジミのリスクを避けるためにも、専門店の手洗い洗車や自分でのセルフ洗車を取り入れるのが理想です。
ポイントは、目的とシーンで使い分けること。
- 「とりあえず汚れを落としたい」→ スタンドのドライブスルー洗車
- 「しっかり仕上げたい・黒系ボディ」→ 手洗い洗車や専門店
- 「コスパ重視で清潔を保ちたい」→ 定期的にスタンド洗車+月1のセルフ洗車
スタンド洗車はあくまで日常メンテナンスの味方。
愛車を長く美しく保つには、時間・費用・車の状態のバランスをとることが大切です。
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