愛車はいつもピカピカの状態で使いたい。洗車を小まめにして、キレイな車に乗りたい。
自分が乗る車だからこそ、定期的に洗って、経年劣化を防ぎたいと思いますよね。
カーシャンプー・クリーナー・ブラシなど、洗車をするにあたって欠かせないアイテムがたくさんありますが、今回は「拭き上げタオル」に注目していきます。
洗車の仕上げとして重要なタオルは、どのようなポイントを重視して選べばよいのでしょうか?
おすすめの選び方を、詳しくお話していきます。ぜひ、参考にしてくださいね。
洗車用の拭き上げタオルとは?
洗車でタオルやクロスを使うタイミングは、主にボディーを洗う時と最後に水を拭き取る時です。
洗う時は、タオルやクロスではなくスポンジを使うという方も多いのではないでしょうか?
洗車時はクロスでもスポンジでもそれぞれの特徴を知っていればどちらでも問題ありませんが、この記事では洗車後に拭き上げに使うタオルについて詳しく紹介していきます。
洗車後のボディーの拭き上げは、とても重要な作業
洗車後の拭き上げ作業を疎かにすると、ボディに水分が残ったままになり、水垢がついて取れにくくなってしまいます。
そこで、洗車をする際の重要なアイテムとして、タオルを慎重に選ぶ必要があるのです。
「ボディを拭ければ、どんなタオルでもいいのでは?」と考えているようですが、そんなことはありません。
私たちがお風呂上がりに身体を拭くタオルと、車のボディを拭くタオルは全くの別物を準備すべきです。
拭く対象物が違うのですから当たり前の気もしますが、意外と抜けてしまう人も少なくありません。
また、洗車中に使うタオルと拭き取りで使うタオルも別のものを用意するようにしてください。
洗車用タオルの種類
洗車用のタオルは大きく分けると「マイクロファイバー」「PVA(ポリビニルアルコール)」「セーム革」の3種類があります。
それぞれ特徴がありますが、吸水性を求めるのであれば「セーム革」がおすすめです。
しかし、私のおすすめはマイクロファイバー素材のタオルです。
マイクロファイバーは、車のボディーに傷をつけにくく、かつ吸収性も高いので初心者にも使いやすく総合的に洗車タオルとしておすすめしたい素材です。
マイクロファイバークロスとは?
マイクロファイバークロスとは、髪の毛の100分の1もの繊維の細さが最大の特徴であるマイクロファイバーという化学繊維で作られたクロスのことです。
原料はナイロン・ポリエステルとなっています。性能の高さから、最近ではさまざまな商品に使われています。
早速、マイクロファイバークロスの特徴を確認していきましょう。
マイクロファイバークロスの特徴
特徴1 吸水性・速乾性に優れている
マイクロファイバークロスの最大の特徴は、繊維の中にたくさんの隙間があるという点です。その隙間に水分や汚れを溜めることができるので、吸水性にとても優れています。
吸水性に優れているのに、速乾性にも優れているというのもマイクロファイバークロスのメリットの1つです。
ギュッと絞れば、すぐに水を飛ばして乾燥するという特徴があるので、水気のあるものを拭き取るには最適なのです。
特徴2 汚れを簡単に落とせる
マイクロファイバークロスは、汚れを簡単に落とすことができます。
その理由は、1つ1つの繊維がとがっているので、汚れが繊維に絡まりやすいからです。
マイクロファイバーそのものの性質によって、洗剤が無くても汚れが落ちやすいと言われています。
洗車が面倒に感じる人にとって、気軽に汚れが落とせるのは非常に嬉しいですよね。
特徴3 熱には弱い
吸水性・速乾性に優れていて、さらに簡単に汚れを落とせるマイクロファイバークロスですが、残念ながら熱に弱いという性質があります。
そもそもマイクロファイバーは化学繊維なので、火が燃え移りやすいというマイナスの特徴があります。
耐熱温度も低いので、乾燥機に掛けてしまうと良いことはありません。自然乾燥するようにして下さい。
特徴4 対象物が柔らかい場合は、適していない
繊維が尖っているので汚れが落ちやすいという特徴がありますが、反対に対象物が柔らかい場合は、強く擦ると傷がついてしまうこともあります。
どのような素材を磨くのかによって差はありますが、対象物が柔らかい場合はマイクロファイバーは適していないと言えます。
おすすめのマイクロファイバークロスは?
拭き上げにおすすめのタオルは、新潟県にあるガラスコーティング専門店「Glossy」が手がける「Speciale(スペチアーレ)」シリーズの高吸水特大マイクロファイバーバスタオルです。
高吸水特大マイクロファイバーバスタオル
高給水マイクロファイバータオルは、カーディテイリングのプロが店舗で実際に使用している洗車用バスタオルです。
吸水性が高いだけでなく、60cm×120cmという特大サイズも洗車をきれいに仕上げるポイント。
このようにマイクロファイバータオルを車の表面に広げ、そっと引くことで、水分をしっかりと吸収することができ、イオンデポジット、ウォータースポットと呼ばれるシミが発生する前に一気に水分を拭き取ることができ、スーッと一回引くだけで拭き取りが完了するので、何度もボディーを擦る必要がなく、拭きキズを付けることがありません。
ネットショップから購入できますが、売り切れることもある人気商品です。
普通のタオルや雑巾じゃだめなの?
おすすめのマイクロファイバータオルを紹介しましたが、「そもそも普通のタオルや雑巾じゃだめなの?」という人も少なくありません。
洗車の拭き上げに普通のタオルや雑巾はNG!
良さそうに思えますが、普通のタオルや雑巾で、ボディを拭くのはよくありません。
なぜなら、車のボディはとてもデリケートなため、雑巾で拭いただけでも細かな傷が付いてしまうのです。
綿のタオルなどは、乾燥するとゴワゴワするので、それでボディを磨けば傷がつくのも納得がいきますよね。
そもそも一般的なタオルは、繊維がループ状に編み込まれて作られています。
そのため、繊維にホコリなどが巻き込まれて、それらがボディを傷つけてしまう可能性は十分にあるのです。
ですから、普通のタオルや雑巾で洗車時の仕上げである拭き取りはだめだと言われています。
ホイール用のタオルも用意するのがベスト
洗車時の拭き上げをする際に、1枚だけのタオルやクロスでなんとかしようと思っていませんか?
「タオルを交換するのが面倒くさい」「1枚で磨き上げても問題ないんじゃない?」と思い込んでいる方も多いのですが、同じタオルで全部を拭き上げるのは、良いことではありません。
特にホイールの拭き上げをしたタオルで、ボディも一緒に拭き上げてしまうのは、絶対に辞めてください。
なぜなら、ホイール部分についている鉄粉がタオルに付着する可能性が高いので、そのままボディを拭くことで傷がついてしまうのです。
そこで、車全体を拭き上げる場合には、場所によってタオルやクロスを使い分けることが大切です。
ホイール用のタオルとしておすすめなのが同じく「Speciale(スペチアーレ)」シリーズの東レ極細繊維『特許取得済』 マイクロファイバークロスです。
世界の東レが特許を持つ極細繊維マイクロファイバーは、車のボディーに傷を付けにくく洗車用としても極細繊維が汚れを優し掻き取ってくれるので、洗車用スポンジよりも軽い力で汚れを吸着、洗浄することができ、おすすめです。
5枚セットになっているので、洗車用とホイール拭き上げ用と分けて使うことができ、オススメです。
あえて汚れが目立つ黄色にすることで砂や汚れが目視で発見しやすく、傷の予防にも貢献します。
セーム素材を使う場合の拭き上げポイント
マイクロファイバークロスではなく、セームなどの素材でできたタオルを使って洗車の仕上げをしていく場合には、注意点があります。
拭き取るというよりも「水気を吸わせる」ということを意識して拭き上げる
セームはクロスに比べて、高い吸水力が魅力なのでボディにタオルを広げて乗せるだけで十分力を発揮してくれます。
しかし、ゴシゴシと擦るように拭くとボディーに傷がついてしまう可能性も。
ボディにそっとのせて水分を吸収するようにしましょう。
セームクロスでおおよそ水を吸い取ったら、最後にマイクロファイバークロスを使って仕上げ作業をすると、ボディを傷つけず、効率よく拭き取り作業を終えることができるのでおすすめです。
窓をタオルで拭き上げる時のポイント
窓を拭き上げるときのコツを、まとめてみました。
拭きムラや拭き残しがあると、見た目も美しくはありません。是非、参考にしてくださいね。
① 窓枠に沿って外側を一周させるように拭いていく
最初に周りからしっかりと磨き上げていく作戦です。
特に、窓の隅っこは拭き残しが多い部分なので、注意が必要です。
②上下に手を動かしながら、ガラス面を拭いていく
窓を拭き上げる時には、上→下に動かしていくのが基本です。
③仕上げとして、窓の下側をまっすぐ横に拭きとれば完了
上→下にタオルを動かしていくので、水滴が下に溜まりがちです。
仕上げとして、窓の下側をまっすぐ横に拭き取りましょう。
3つの手順を守って、窓を拭き上げることで、拭き残しや拭きムラが圧倒的に少なくなります。
洗車時のルーティンとして、覚えておくことをオススメします。
タオルで拭き上げる際の注意点
次は、拭き上げを行うときの注意点についてお話をします。
注意点① 水滴が乾く前に拭き上げる
モタモタしていると水滴が乾いて、ボディの表面に跡が残ってしまいます。
これが、イオンデポジットですね。
よりキレイに仕上げるためには、水滴が乾く前に拭き上げることをオススメします。
注意点② 真夏の晴天の日は洗車を控える
水滴が乾く前に拭き上げるためには、その日の天気も重要です。
日差しが強いと水があっという間に乾いてしまうので、できるだけ晴れた日の日中の洗車は避けるべきです。
とは言え、夏場にも洗車すると思います。
真夏の晴天の日に洗車する場合は、パーツごとに洗車を行い水が乾く前に拭き上げる事をおすすめします。
洗車用タオルのお手入れ方法
洗車時にどんなに性能がよい、おすすめのタオルやクロスを使っても、すぐにボロボロにしてしまっては非常にもったいないです。
そこで、タオルのお手入れ方法を確認していきましょう。
①ダメージが少ないように洗おう
タオルやクロスを長持ちさせるためには、洗い方に十分気をつけましょう。
そこで、ダメージが少なくなるような洗い方を心がけてください。
基本は、洗濯ネットに入れて中性洗剤を使って洗う方法です。
ネットにいれる一手間が、ポイントです。
②臭いが気になる場合は、漂白剤を活用
使い続けていて、臭いが気になってきた場合は、漂白剤に浸けてみてください。
嫌な臭いが和らぐはずです。
③ 陰干しにする
マイクロファイバータオルは、熱に弱いという性質があります。
そこで、乾燥機にはかけずに、陰干しにしましょう。
何度も洗うと徐々に繊維が絡まり傷の原因になるので少し余裕を持った枚数を用意しておくと良いでしょう。
あると便利な他の洗車アイテムは?
今回は洗車時に便利に使える、おすすめのタオルやクロスについて詳しくお話をしました。
でも、洗車時に活用できる便利なアイテムは他にもたくさん発売されています。
例えば、以下のアイテムです。
・カーシャンプー
・洗車用のブラシ
・粘土クリーナー
・コーティング剤
特にカーシャンプーや、コーティングスプレーはとても役に立ちます。
おすすめのアイテムは「SPECIALE ONE・SPECIALE two・SPECIALE three・SPECIALE グロスブースター」などのスペチアーレシリーズです。
皆さんご存知でしたか?ボディの汚れは、ミネラル系の汚れ・シリコン系の汚れ・タンパク質系の汚れの3つに分類されます。
ですから、カーシャンプーはそれぞれの汚れに対応したものを選ぶことが大切なのです。
汚れに特化にしたカーシャンプーを使うことで、より効率的&時短の洗車が実現するというわけです。
また、仕上げのコーティングスプレーであるSPECIALE グロスブースターもおすすめです。
っさらな塗装面に対して高い効果を発揮するコーティング剤です。
スプレータイプなので、初心者でも簡単に使うことができる上に、光沢を出して、汚れを付きにくくしてくれる優れものです。
手洗い洗車の正しい手順を知っておこう
手洗い洗車をする時は、どのようにしていけばよいのでしょうか?
簡単にですが、手順をまとめてみました。
- 車全体に水をかけていく。
- バケツを準備して、カーシャンプーを入れる。(この時、十分泡立たせるのがポイント。)
- スポンジにバケツの洗剤を染み込ませる。(ボディの汚れを落としていく。)
- 水で泡をしっかりと流す。
- マイクロファイバークロスやセームタオルで水気を十分に拭き取る。
- 仕上げとして、コーティング剤を吹きかける。
- 最後にきちんと拭き取って完了。
確認してもおわかりのように、決して難しくはありません。
手洗い洗車の正しい手順を知っておくだけで、効率よく洗車することができます。
是非、参考にしてくださいね。
おすすめの洗車用タオルまとめ
今回は「洗車時のタオル」についてお話をしました。
洗車をする時には、一般的なタオルではなく、洗車専用のおすすめタオルで拭き上げることをおすすめします。
ボディが傷付くことのないように、愛車を洗い上げましょう。
最後に今回ご紹介した2種類のマイクロファイバータオルを改めてご紹介させてください。
いずれも高級車のコーティングを行う前の下処理や水分の拭き取り用としてプロショップで使用している実績のマイクロファイバータオルです。『傷つけない』『拭き残さない』の2点に特化したプロ仕様のクロスのご紹介でした。