ガソリンスタンドで洗車はできる?料金・メニュー・注意点まで徹底ガイド!

ガソリンスタンドでの洗車

「ガソリンスタンドで洗車ってできるの?」
そんな疑問をお持ちの方は少なくありません。実は多くのガソリンスタンドでは、給油だけでなく洗車機を使ったドライブスルー洗車や、車内清掃などのサービスも提供しています。

本記事では、ガソリンスタンドで洗車できるのか?その方法や料金、主要ブランドごとの違い、注意点までをわかりやすく解説します。
初めてガソスタ洗車を利用する方も、より便利に活用したい方も、ぜひ参考にしてください。

目次

ガソリンスタンドで洗車するメリットと注意点

ガソリンスタンドのスタッフ洗車

時間がないときに便利!24時間や給油ついでに利用できる

ガソリンスタンド洗車の最大のメリットは、手軽さと時短効果です。
多くのスタンドではドライブスルー式の洗車機が導入されており、車から降りずにそのまま洗車が可能です。給油や点検のついでに済ませられるため、時間がない日でも車をきれいに保てます。

また、都市部や郊外の幹線道路沿いでは、24時間営業のスタンドもあり、早朝や深夜でも気軽に利用できる点も魅力です。


店舗によって洗車機の性能や対応が異なる

ただし、すべてのガソリンスタンドが同じ設備を備えているわけではありません。
洗車機の種類(高圧式・泡洗浄タイプ・下部洗浄付きなど)や、選べるメニュー(シャンプー洗車/撥水洗車/ワックス洗車など)には店舗ごとに違いがあります

また、拭き取りサービスやスタッフ対応がある店舗もあれば、完全セルフ型で拭き取りスペースだけを用意している場合もあります。
利用前には、各スタンドの洗車メニューや対応設備を確認するのがおすすめです。


手洗い不可/車種制限ありの場合もある

ガソリンスタンドの洗車機では、一部の車両で洗車不可となるケースもあります。
たとえば、

  • 大型SUVや車高の高い車
  • スポイラー付きや改造車
  • ルーフボックス・キャリアを装着している車
  • 外装に損傷がある車(例:バンパー外れ、アンテナ故障)

などは、洗車機の誤作動や車体損傷のリスクがあるため、利用を断られる場合があります。

「車を傷つけたくない」「洗車機を使ったことがなくて不安」という方は、次章で紹介するブランド別のメニュー特徴やサービス内容もチェックして、自分に合った方法を選びましょう。

主要ブランド別|洗車サービスの違いと料金比較

ガソリンスタンドの洗車機は、スタンドの運営会社によってメニュー構成や設備、価格設定に特徴があります。
ここでは代表的なブランド(ENEOS・出光・コスモ石油・シェル)ごとに、洗車メニューの傾向を紹介します。

ENEOS(エネオス)の洗車メニューと特徴

ENEOSは国内最大手ということもあり、洗車機の性能・メニューの豊富さで人気があります。
「ドライブスルー洗車」が主流で、撥水・泡・下部洗浄付きなど多機能な機種を導入している店舗が増えています。

ENEOS公式の「カーケアサイト」やアプリで、店舗によっては洗車メニューや待ち時間の確認、クーポン利用も可能です。

より詳しいメニューや所要時間、使い方はこちらの記事をご覧ください:
▶ エネオス洗車の料金と種類を徹底解説

出光(apollostation)の洗車サービス概要

出光(apollostation)は、スタイリッシュな洗車機を設置している店舗が多く、泡洗浄や高圧ジェット付きの最新機器が導入されている傾向にあります。
「アポロステーションアプリ」利用で割引される場合や、プリカ対応の洗車機も豊富です。

店舗によって**“仕上げタオルの無料貸出”や“拭き取りスペースの充実”**などサービス面も異なります。

コスモ石油の洗車機メニュー

コスモ石油は、リーズナブルな価格帯のメニューが特徴です。
500円前後のシャンプー洗車から、800円〜1,200円程度の撥水洗車・光沢仕上げまで選べます。

「セルフコスモ」では、簡単なタッチパネル操作で時間がない方でも手軽に利用可能です。
また、コスモ・ザ・カードなどの会員価格が適用されるスタンドもあります。

シェル・昭和シェル(Shell)の傾向

シェルは、出光との統合後も独自の洗車機器を導入している店舗が多いブランドです。
門型洗車機や下部洗浄付き洗車、ワックス洗車などが揃っており、比較的シンプルな料金体系が特徴です。

一部店舗では、自動仕上げ(ブロア乾燥)に対応している洗車機もあり、拭き取り不要なメニューが用意されていることもあります。

ブランド別|洗車メニュー比較表

ブランド最安メニュー撥水洗車下部洗浄手拭き仕上げ所要時間目安
ENEOS約500円〜◎(一部)△(セルフ)約5〜8分
出光約400円〜○(多くの店舗)△(タオル貸出あり)約5〜7分
コスモ石油約300円〜△(一部)△(簡易拭き)約4〜6分
シェル約400円〜△(一部)約4〜7分

※実際の料金やサービス内容は店舗によって異なります。詳細は各店舗の表示をご確認ください。

洗車機の種類と選び方

洗車機にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴や向いている人のタイプがあります。自分の車やライフスタイルに合った洗車機を選ぶことで、失敗やトラブルを避けられます。

ドライブスルー式 vs 門型 vs セルフ手洗い

種類特徴向いている人
ドライブスルー式洗車機車に乗ったまま洗車できるタイプ。タッチパネル操作で簡単。時間がない/操作が不安な初心者
門型(ゲート型)洗車機洗車機が前後に動いて洗うタイプ。車を停止した状態で使う。汚れ落ちや仕上がりを少し重視する人
セルフ手洗い(高圧洗浄ガン・スポンジ洗車)ユーザーが自分で洗う。時間と手間はかかるが、細部まで洗える。車を丁寧に洗いたい/傷を避けたい人
  • 一般的なガソリンスタンドでは、ドライブスルー式または門型洗車機が主流です。
  • セルフ手洗い洗車場では、高圧ガンや泡スプレーを使って自分のペースで洗えますが、設備や料金体系は異なります

洗車機で気をつけるべき車種や装備(ミラー・ルーフBOXなど)

洗車機の種類に関係なく、特定の装備や車種では注意が必要です。

使用時に特に注意が必要な例:

  • ルーフボックスやルーフキャリアを装着している
  • 大型SUV・ミニバン・ローダウン車など車高制限にかかる可能性
  • ドアミラーやアンテナが手動式で折りたためない
  • 外装に損傷や後付けパーツがある

こういった場合、洗車機のブラシやセンサーが誤作動したり、破損の原因になったりするリスクがあります。

また、冬場は凍結や凍った雪が車に残っていると、洗車機の動作に悪影響を与える場合もあるため、事前に除去しておくのが理想です。

洗車機を初めて使う方や、不安な方は下記の記事で手順・注意点・操作の流れを詳しく解説しています。
▶ 洗車機の使い方を詳しく知りたい方はこちら

車内清掃はできる?ガソリンスタンドの対応範囲

ガソリンスタンドでは、ボディの洗車だけでなく簡易的な車内清掃サービスを提供している店舗もあります。ただし、サービス内容や対応範囲には限りがあるため、事前に確認しておくことが大切です。

掃除機・内窓拭きなどはオプション扱いが多い

多くのセルフ型ガソリンスタンドには、車内用の掃除機(バキューム)や拭き取りスペースが設置されており、100円〜200円程度で利用できます。フロアマットの泥やゴミを吸い取るだけであれば、このような簡易設備で十分です。

また、拭き上げ用のタオルを貸し出してくれる店舗や、内窓のクリーニングをオプションとして用意しているスタンドもあります。ただし、基本的には「自分で掃除する前提」で設備が整えられているケースが多く、スタッフによる本格的な作業は行われない場合がほとんどです。

強い汚れ(嘔吐・臭いなど)は専門業者向け

ガソリンスタンドの車内清掃では対応が難しいのが、以下のような深刻な汚れや臭いの除去です。

  • 嘔吐・尿・飲みこぼしなどの汚れ
  • カビ臭やペットのニオイ
  • シートのシミ・染みついた煙草の臭い
  • リンサーや専用洗剤が必要なクリーニング

このような場合は、専門の車内クリーニング業者に依頼するのがベストです。プロの業者であれば、専用機材を使ってシート内部の汚れまで徹底洗浄し、消臭・除菌まで対応してくれます。

▶ 本格的な車内清掃を検討したい方はこちら

ガソリンスタンド洗車に向いている人/向いていない人

ガソリンスタンドの洗車は便利でコスパが良い反面、すべての人や車に最適というわけではありません。ここでは、どんな人に向いているか、またどんな人には他の選択肢がおすすめかを整理します。

ガソスタ洗車が向いている人(時短・安さ重視)

次のようなニーズを持つ方には、ガソリンスタンドの洗車がぴったりです。

  • 忙しくて洗車に時間をかけたくない
  • とりあえず汚れが落ちればOK
  • 洗車にあまりお金をかけたくない
  • 車に乗ったまま洗車できるのが楽でいい
  • 給油や点検のついでにサッと済ませたい

ドライブスルー洗車であれば、最短数分で完了しますし、300円〜500円ほどのリーズナブルな価格帯から利用できる点も魅力です。特に白やシルバーの車は汚れが目立ちにくいため、ガソリンスタンド洗車で十分満足できるケースが多いです。

ディテールにこだわる人は専門店も検討を

一方で、以下のようなこだわりがある方は、専門店やセルフ手洗い洗車の方が満足度が高くなるかもしれません。

  • 黒いボディで傷や水ジミが目立ちやすい
  • 洗い残しや細部の仕上がりが気になる
  • コーティング施工車なので丁寧に洗いたい
  • ブラシ洗車による微細なキズが心配
  • 下回りやホイールの汚れもきちんと落としたい

ガソリンスタンドの洗車は手軽さが魅力ですが、均一な仕上がりやディテールへの配慮までは期待しにくい面もあります。車を大切に乗りたい方や美観を重視する方は、専門業者への依頼やセルフ手洗いも検討してみてください。

まとめ|ガソリンスタンド洗車は上手に使えばコスパ良し!

ガソリンスタンドでの洗車は、手軽さとコストパフォーマンスの高さが魅力です。
「とにかく早く済ませたい」「費用は抑えたい」「乗ったまま洗いたい」といったニーズにぴったりで、ドライブスルー洗車を上手に活用すれば、日々のカーケアがぐっと楽になります。

ただし、洗車機の種類やサービス内容はスタンドごとに異なり、車種によっては注意が必要なケースもあります。拭き取りの有無、下部洗浄の対応、車内清掃の範囲などを事前にチェックすることがポイントです。

洗車に慣れていない方や、洗車機の操作が不安な方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

▶ 洗車機の使い方を詳しく知りたい方はこちら

また、ENEOSの洗車を検討されている方は、メニューや所要時間、注意点をまとめた専用記事もご用意しています。

▶ エネオス洗車の料金と種類を徹底解説

車内清掃までしっかり行いたい方には、プロによる本格的なサービスを紹介した記事もおすすめです。

▶ 本格的な車内清掃を検討したい方はこちら

用途や目的に合わせて使い分けることで、ガソリンスタンドの洗車サービスは非常に便利な存在になります。
あなたのカーライフに合ったベストな洗車方法を見つけてみてください。

森 新
セラミックコーティング専門店「GLOSSY」/カーケアブランド「SPECIALE」代表

25年以上にわたり自動車塗装・ディテーリングの現場で専門技術を培い、累計1,000台以上の施工を担当。新潟の雪・融雪剤環境に適した高耐久セラミックコーティングや下回り防錆、洗車メンテナンスの専門家。各種コーティングメーカー認定施工技術者として活動中。
ガソリンスタンドでの洗車

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