頑固な汚れになる前に!雨ジミの原因や対策方法を紹介

知らない内に、いつの間にか愛車のボディに付いている雨ジミ。
梅雨の時期など、長雨が続いた際には簡単に汚れとして車の表面に付着します。

何故、雨ジミは車に付くのか?
雨ジミを落とすにはどうしたらいいのか?
自然に付く雨ジミは予防できるのか?

雨ジミに関する原因と雨ジミの対策方法をご紹介します。

目次

雨ジミって何?

ミネラル取り洗車とは

うっとおしい長雨が終わり、天気も良くなったので快晴の中「車で遠出しよう!」と意気込んで愛車の元へ近づけば、愛車にはビッシリと「雨ジミ」が。
せっかくの快晴の日のお出かけなのに、雨ジミで酷く汚れてしまった大事な愛車を前にテンションが下がってしまう事も珍しくありません。
汚れた環境の中で走り回っていたわけではないのに、駐車していただけのはずなのに、何故雨ジミが付着しているのでしょうか。

そもそも、「雨ジミ」とは一体なんなのでしょうか?

雨ジミは文字通り「雨」でできた「染み」のこと。
「水垢」や「ウォータースポット」、「イオンデポジット」、「水ジミ」、「ウロコ」と呼ばれることもあります。

雨水は基本的に無色透明ですが、水の中に含まれるミネラルなどの成分が太陽光を浴びて乾いた後に残った跡が「雨ジミ」です。
雨ジミと呼ばれていますが、水道水や井戸水の付着などでもシミはできます。

雨などの水分が乾いた後に残った成分が付着しているだけなので、掃除も簡単かと思いきや・・・。
一度洗車したくらいでは落ちないほど、頑固な汚れになることもあるのが雨ジミです。

ウォータースポットとイオンデポジットの見分け方

雨ジミはウォータースポットやイオンデポジットとも呼ばれていますが、基本的に別のタイプの汚れです。
ただし、この2つは似たような見た目なので、車体に付着した汚れがどちらのタイプであるのかを見極めることは不可能に近いでしょう。

双方に厳格な定義づけがされているわけではありません。
また、どちらか片方の汚れが付いている場合もあれば、双方が複合的な汚れとなって残っている場合もあります。
大まかな違いとはどのようなものがあるのでしょうか。

ウォータースポットとは?

雨や洗車によって付着した水分が何らかの理由で変化をし、車体の表面で汚れへと変化してしまったものが「ウォータースポット」です。

洗車や雨で水分が車体に付着したまま放置しておくと、水滴に太陽光の熱と光が当たりレンズのような光と熱を集める役割をしてしまうことがあります。
太陽光とレンズ的な役割を持った水滴の影響で、虫眼鏡で熱するかのように車体の塗装面は熱くなってしまい塗装面が色褪せてしまうのです。

集中的に熱を持つ事で色褪せた塗装面が変色した状態で残り、シミができてしまいます。
その状態を放置しておくと、シミは段々と深くなり塗装面がへこんでしまうことも。
夏場は特に太陽光が強いため、変色によるシミができやすい環境となってしまいます。

イオンデポジットとは?

車の表面に付着した水分が蒸発した結果、作られるのが「イオンデポジット」です。
水の中に存在していた成分が車体に残り、痕となる汚れを指します。
水性の汚れだけではなく、排ガスなどを含んだ油性の汚れもあるため、汚れによっては落ちにくい場合もあります。

雨ジミが目立つ車の種類やパーツ

雨ジミは主に白っぽい汚れになるので、車のカラーがホワイトやグレーといった薄い色の車よりも、ブラックやダーク系などといった濃い色の車の方がくっきりと目立ちやすくなってしまいます。

ただ、剥がれ落ちたワックスなどの油分汚れを雨が巻き込み、雨ジミの汚れとなってしまった場合は、白ではなく黒や茶色っぽい汚れになるので、白い車の方が目立ってしまいます。

雨ジミは簡単に車の表面に付着してしまうので、車体のカラーが濃い色の車種では少し雨や雪の中に放置しただけでクッキリと雨ジミが付着してしまうことに。

ガラス部分

フロントガラスの雨ジミ

フロントガラスや窓ガラスなどのガラス部分も雨ジミが付きやすいパーツです。
シミの汚れが、広範囲に発生しやすいでしょう。

あまりクッキリとした雨ジミができていないように見える場合もありますが、思った以上にガラス部分に雨ジミは付着しているものです。

気になった方は、一度フロントガラスなどに水をかけてみましょう。
雨ジミが出来ている部分と出来ていない部分では水の弾く度合いに違いがあり、水が流れ落ちた状態が、知らぬ間に付着してしまっていた見えにくい雨ジミの痕跡を教えてくれます。

ルーフ・トランク

ルーフやボンネットは雨ジミがつきやすい

ルーフ部分やトランク部分は、目立ち難い場所かも知れませんが雨ジミがとても出来やすい場所です。

洗車の後や雨上がりに車を放置していたら、大量のシミができていた!という事もあります。
高熱の太陽光が降り注ぎやすい場所であるため、車体へのダメージも強いのです。

汚れが目に付きやすい車の塗装面やガラス部分は念入りに洗浄し水切りもしっかり行ったとしても、ルーフ部分やトランク部分に関してはそれほど力を入れていない、という方も珍しくないのでは。

洗剤のすすぎ残しや水分が多く付着している状態は、時間が経過した後で次のシミを生み出す原因となってしまうため、ルーフ部分やトランク部分にも注意しながら洗車しましょう。

ガラス部分の雨ジミを放置することは、汚れを落としにくくするだけではなく、安全な車の走行にも支障がでる恐れがあります。
白く濁った雨ジミが運転席からの視界不良を起こす可能性があります。

また、分厚い雨ジミが広がるフロントガラスは夜間走行中に対向車がライトを照らした際にライトの光が乱反射してしまい、前が良く見えなくなってしまう危険性もあるため、安全走行のためにもフロントガラスなどの雨ジミは早めに処理をしておきましょう。

雨ジミが付いてしまう原因とは?

雨ジミの原因

雨には、ミネラルなどの成分が含まれているため、雨の中の水分は蒸発したり流れ落ちたとしても、含まれていた成分が車体へ残り雨ジミを発生させてしまいます。

マグネシウムなどのミネラルのほかにも、硫黄酸化物や窒素酸化物、土壌由来の成分など多くの物質が含まれています。
重金属なども多く含まれている場合があります。

その中には、車の排気ガス・煤煙やゴムタイヤの摩耗で発生したタイヤ摩耗粉塵など車が出している物質も。
「雨の成分」というものは、全世界共通という訳ではありませんし、同じ土地でも季節によって大きく成分に違いが生まれます。
何故なら、雨というものはその地域の水分が上昇した結果、雲となり雨水が空気中に漂う物質を巻き込みながら地上へ降り注ぐため、土壌の環境や大気の状態に直接影響を受けるのです。

水自体は無色透明ですが、水分の中にはミネラルなどの様々な成分が含まれているため、水分が蒸発しても水分の中に存在していた成分は車体の表面へ残ってしまうのです。

また、ミネラルなどの簡単に落ちる水性の汚ればかりではありません。
水分が撥水効果がなくなり剥がれ落ちたワックスなどと混じりあってしまい、ワックスに含まれる油分を多く含んだ汚れになる場合もあります。

油分や化学物質を含んだ汚れは、水性の汚れとは違って落としにくい汚れであるため、洗車の際も注意が必要です。
一度や二度、雨に打たれた程度ならば汚れは目立ちませんし、汚れを落とすことも難しくないでしょう。

しかし、時間が経過するにつれて汚れはどんどんと蓄積され、落としにくい頑固な汚れへと変化していきます。
また、付着した汚れに紫外線が当たることで、汚れのかたまりが酸化し表面を腐食させる危険性もあります。
汚れが腐食した結果、塗装面を大きく浸食してしまった場合は表面が触って分かるレベルでデコボコになってしまうことも。

実は怖いミネラル成分

融雪剤もミネラル汚れの原因になる

例えば、海が近い地域の雨には海面から発生した海塩粒子が多く含まれています。
海塩粒子には塩化ナトリウムや炭酸カルシウムが多いため、ミネラル成分が多く残る雨ジミが発生してしまうことに。

また、雪国にお住まいの場合は、融雪剤に多くの塩化カルシウム、塩化ナトリウムが含まれているので、融雪剤の撒かれた道路を走ると雨や雪が跳ね返り車の下部分に付着してしまうこともあります。

以上のようなミネラル成分による被害は、「潮風による被害」や「塩害」とも呼ばれています。

ミネラル成分が多く付着すると、塩害を招くことになりますが、車にとってもっとも怖い塩害とは「錆ができること」。
近年の車は、コーティングも発達し錆には強くなっているものの、やはり放置しておくと錆が広がった結果、パーツが劣化する・鉄粉が発生する、といった様々な問題を招きかねません。

海沿いの街に住んでいる、海の近くをよくドライブする、融雪剤が撒かれた道路をよく走るという方は、塩害対策・錆対策のためにもこまめに洗車し、車に付いた塩を洗い落としてあげましょう。

塩害対策・錆対策のための洗車は、細かな部分も注意することと下部も念入りに洗車することが重要。
車のボディやガラス部分を念入りに洗車する方は多いですが、塩害は塗装面やガラス部分ではなく鉄の部分に大きく影響します。
車のパーツの繋ぎ部分、エンブレムなど細かい所を洗車し塩が付着したままにならないようにしましょう。
すでに錆てしまった部分は、錆落とし用洗剤や錆予防クリームなどを塗って対策してください。

また、上から洗車を行う事が一般的ですが、マフラー部分など車のボディに覆い隠された車の下部には、ミネラルが多い雨が跳ね返っていたり融雪剤が付着していることも珍しくありません。

洗車が終わったら、コーティングを行います。
コーティングが雨ジミと錆を予防してくれるため、表面だけのコーティングだけではなく、下部も含めたアンダーコートも忘れないようにしましょう。

大気汚染と酸性雨

大気汚染と雨ジミ

近年では大きく改善されていますが、工場地帯など環境汚染が問題になっている地域の雨には、煤煙など重金属や汚染物質の多く含まれた雨が降り注ぎます。

大気中からイオウ酸化物や窒素酸化物などを取り込んだ雨には特に注意が必要であり、pH5.6以下の強い酸性を示す雨は、酸性雨と呼ばれています。
「酸性雨は定期汚染のひどい国の話でしょ?日本には関係ないのでは」と考えてらっしゃる方も居るかも知れませんが、日本にも多くの酸性雨が降り続いています。

日本国内の年間平均pHは4.7と日本全国どこでも酸性雨が降っている状態。
酸性雨を浴びると、錆の原因となったり、腐食したりしてしまう可能性があります。
酸性雨の原因となる汚染物質の多くは、中国大陸の都市部から飛来するとされています。
冬から春にかけて、酸性雨などの汚染物質を含んだ雨には注意が必要です。

春先は特に注意!

車に花粉がついたら?

雨ジミが顕著になってくる季節は、春先から夏前にかけて。
理由は、花粉と黄砂の時期がこの季節だからです。

花粉と黄砂は特に、雨と一緒になった際、車に頑固で濃度の高い雨ジミを残してくれます。
黄砂には、砂だけではなくPM2.5などの有害物質も一緒に中国大陸から運んでくるので、砂だけを払えばよいという訳ではありません。
車の隙間に入り込んだ汚れも一緒に洗い流す必要があります。
砂状の黄砂だけでも厄介な存在ですが、雨と混じりあった黄砂は粘土上の物質となり車体へこびりついてしまいます。
黄砂シーズンには、コーティングを行ったり黄砂用のカーケア用品を準備しておくなど黄砂対策が重要です。

▶︎花粉で車が汚れたら!お手入れのポイントまとめ

▶︎黄砂が付着したらすぐに洗車を!洗い方のポイントは?

洗車日は天気予報で確認

雨ジミにはこまめな洗車が必要!とはいいますが、「春先の花粉や黄砂の時期は、汚れたたびに洗車するなんて不可能!」という方も多いでしょう。

確かに、花粉や黄砂の時期は、酷いときは洗車した次の日にもう花粉や黄砂まみれ…ということもあります。
細かな部分まで念入りに洗車しても、すぐに花粉や黄砂で車一面が汚れてしまうのではモチベーションも下がってしまうでしょう。
汚れたたびに洗っていては、花粉や黄砂のシーズンは身が持ちません。

花粉や黄砂を落とす洗車の際は、まずは日々流れてくる天気予報をチェックし、洗車に適したタイミングかどうかを確認。
気象庁や民間の天気予報サービス企業では、花粉や黄砂の予報を行っています。
「これから数日は黄砂が特に酷くなります」と予測されている状況で洗車しても、すぐに黄砂などで汚れてしまうことは確実。
「ここ数日は花粉が酷かったですがこれからは落ち着く傾向にあります」と、ひと段落したと予測されているときに洗車すれば一定期間は花粉や黄砂の被害を抑えることができるでしょう。

コーティングしていても雨ジミはできる

洗車を行った後は「コーティングをして仕上げる」という方も多いでしょう。

  • 市販のコーティング剤を使用してDIYでコーティング
  • ガソリンスタンドでついでに
  • 専門業者に依頼してコーティングをする

などいろいろな方法で車にコーティングすることができます。

コーティングをしておけば、確かに雨ジミを予防することは可能です。
しかし、コーティングをしていれば絶対に雨ジミができない、というわけではなく、コーティングをしていても自動車の保管状態如何では雨ジミは付着してしまう場合があります。

ガラス系コーティングやポリマー系コーティングなどコーティングにはさまざまな種類がありますが、基本的にコーティングの目的は撥水をしやすい状態に維持させること。

「撥水」とは、表面上の水を弾く状態を意味します。
水垢の元なる水を弾くため、水垢が浸食しない効果を期待してコーティングを行います。
反面、弾かれた水がトランクの上やフロントガラスのヘリなどに溜まると、 水分がガラスの役割を持ち太陽光の熱を吸収することで車の表面にダメージを与えるウォータースポットを引き起こしてしまう可能性があるのです。

コーティングを行ったからといって安心せず、車の表面に水が残っていないか注意しましょう。

【雨ジミの予防策1】雨に濡らさない

雨ジミの予防策

雨ジミを防止するために、もっとも効果的なことは雨に濡らさないようにすること。
雨で雨ジミができるため当然ではありますが。

車をガレージに入れておけば、乗車していない時は雨ジミの原因となる風雨から愛車を守ることができます。
しっかりとしたガレージに駐車をすることが雨ジミ対策ではありますが、日本の住宅環境を考えてもガレージを設置するスペースを取ることができないお宅も珍しくないでしょう。
ガレージ以外に、雨を避ける方法とはどのようなものがあるでしょうか?

カーポート

カーポートとは、敷地内に屋根を設置した簡易ガレージのことです。
住宅に隣接した形で設置させるため、駐車スペースと屋根を支えるための柱を設置させるスペースさえあれば作ることができます。
壁が無く屋根以外のスペース空いているため、庭の一部としても活用可能。

ガレージとは違い、カーポートは建築基準法の規制を受けないため、気軽に設置することができます。
専門業者に依頼することも可能ですし、DIYでカーポートを自作するオーナーさんもいます。

ボディカバー

車を包むように覆うボディカバー。
車の寝袋のようなものですが、車全体を綺麗に覆い隠すボディカバーに雨が当たる余地はありません。

ボディカバーの値段はピンキリですが、ガレージやカーポートを設置する費用に比べればリーズナブル。
雨ジミだけではなく、ホコリや鳥の糞などからも愛車を守ってくれます。

反面、雨や洗車で濡れた状態でボディカバーをかけると、水分が乾きにくくなってしまうため雨ジミを発生しやすい環境を招くことになってしまいます。
車の表面が清潔で乾燥していることを確認してからボディカバーをかけてください。

【雨ジミの予防策2】速やかに洗車する

たっぷりの泡で洗車

雨で車が濡れてしまった場合は、早めの洗車がシミを作らないポイントです。
何度も雨に濡れる環境で放置しておけば、雨ジミはどんどんと酷くなっていきますし、落ちにくい頑固な汚れへと変化していきます。
雨ジミが頑固になると、普通の軽く洗って流すだけの洗車だけでは落ちにくくなってしまい、一つの汚れに対して複数回の洗車や、特殊な雨ジミ用の溶剤が入ったカーケア用洗剤が必要になることもあります。
また、頑固な汚れにいら立ち、ゴシゴシと強く洗ってしまっては、車を傷めることになってしまう危険性も。

しかし、「そんなに簡単に洗車をすることができない」という方も多いでしょう。
確かに、雨に濡れたらすぐに洗車、という事は現実的ではありません。
カーシャンプーやバケツ、タオルなどを用意して車全体を洗い、水分が残らないように拭いていく…、洗車には手間と時間を要するため、休日など時間が空いた時でなければ難しいでしょう。
また、多くの水を使用するので水道代もバカになりません。

時間が取れないけれど雨ジミが気になる、という方は、「濡れた部分を拭き上げる」「スプレーなどで汚れている部分だけを綺麗にする」というやり方でも雨ジミ予防になります。
濡らしたままで放置しておかない、という事が重要です。

雨ジミ対策として洗車を行った際も、汚れや洗剤を流した後の水を残したままにするとシミが付いてしまい、シミ対策としては無意味な状態になりかねません。
洗車の後は、マイクロファイバークロスなど柔らかく車体に負担が少ない布で車体に付いた水分を拭きとっておきましょう。

【雨ジミの予防策3】コーティング剤で施工しておく

車の花粉対策(コーティング)

雨ジミ予防として有効な対策がコーティングです。
ガソリンスタンドや専門業者に依頼することも確実で良いですが、カー用品店やホームセンターには多くのコーティング剤が販売されているので、自身で行うことも可能です。
コーティングには撥水効果があり、撥水効果が持続する間は雨などの水分を弾いてくれるため雨ジミを予防してくれます。

昔は雨ジミ対策として、油分を使用したワックスが主流でしたが、近年ではワックスよりも寿命が長いコーティングが気軽にできるようになったのもあり、コーティングが一般的になっています。
ワックスにも雨ジミ対策効果はあるのですが、カーコーティングをしっかり行った車は売る際に少々高値に設定されるなど、車を綺麗な状況で維持させるためにコーティング加工は重要なポイントです。

カーコーティングは、現在は「ポリマー系コーティング」と「ガラス系コーティング」があります。
自身のカーライフスタイルに合ったコーティング方法を選択しましょう。

ポリマー系コーティングとは

ポリマー系コーティングは、フッ素やシリコンが含まれたコーティング加工で、極微細の傷ならば自然に埋めてくれます。

価格はガラス系コーティングよりも安価で作業時間が数十分から一時間強と短いため、自身でも簡単にできるコーティング方法であり、市販のコーティング剤はポリマー系コーティングが中心です。

手軽なコーティング方法ですが、ガラス系コーティングよりは寿命が短く、定期的なメンテナンスも必要です。
可能なコーティング内容は、販売されているコーティングの種類によって大きく違います。

ガラス系コーティングとは

ガラス系コーティングは、無機の被膜でコーティングされたハイグレードなコーティング加工です。
専門業者に依頼することが多く、車を数時間から数日程度預ける必要があります。

コーティング効果の持続期間は一年以上と長く、酸化劣化しにくいというメリットがあります。
費用も数万円かかることが多く、ちょっとお高め。
鏡面研磨など、依頼する際に様々なオプションを付けることが可能な場合もあります。

雨ジミを防ぐために、事前にコーティングを行っておけば、洗車も多少楽になるでしょう。
特に、春先の花粉や黄砂のシーズン、梅雨のシーズン前にはできればコーティングをしておきましょう。

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雨ジミを落とすための洗車のコツ

雨ジミ対策と予防のたまには、まずは洗車です。

  • 洗車には
  • カーシャンプー
  • バケツ
  • 洗車スポンジ、ブラシ
  • ホース
  • クロス

が必要です。

車全体を濡らした後に、カーシャンプーをよく泡立て、洗車スポンジとたっぷりの泡で車全体を包み込むように洗っていきます。
カーシャンプーの泡は車を傷つけないためにクッションの役目もしてくれるので泡立ちの良いものを選びましょう。

また、洗車後のシミ対策のために、「泡切れが良い」「乾燥が速い」タイプのカーシャンプーであれば洗剤や表面の水分が残った際のシミ予防にもなります。
洗い終わったら、車に付着した大量の泡がすべて流れ落ちるまで車に水をかけます。
カーシャンプーの残りがあってはいけませんので、水はケチケチするのではなく必要な分だけ十分な量を使用しましょう。

落ちない雨ジミはどうしたらいいの?

付いたばかりの雨ジミならば、泡で磨くだけで落ちますが、時間が経過した頑固な雨ジミは少々の洗車ではなかなか落ちてくれません。
せっかく洗車しているのに綺麗にならないことにイライラしてしまうかも知れませんが、雨ジミの部分をゴシゴシと強く擦らないでください。
カーシャンプーを使用し強く擦れば汚れはある程度落ちるかも知れませんが、車の塗装面やガラス部分が傷ついてしまう可能性があります。
車の表面は繊細なので、強い力で擦ることは厳禁。
では、落ちない雨ジミはどうすればいいのでしょうか?

雨ジミ専用のクリーナー

表面の汚れを落とすタイプのカーシャンプーでは、洗浄力が弱い場合があります。
洗浄力が強力なカーシャンプーもありますが、洗浄力が強いという事は車の塗装面やコーティングしている被膜などにも大きなダメージを与えかねません。
普段の洗車で使用しているカーシャンプーの洗浄力は強ければ強いほどいい、というわけではないので、汚れの度合いや環境によって使い分けるようにしてください。

普通の洗車で落ちなかった汚れは、「頑固な水垢対応」「コーティングの下地処理可能」などと書かれたクリーナーで落とします。
長い間放置してしまった結果汚れが蓄積した頑固な水垢汚れも、撥水効果が落ち効果がなくなって剥がれ落ちたワックスも、汚れの奥にクリーナーに含まれている化学物質が入り込んで溶解し、強い力で擦らずともスルスルっと簡単に落ちてくれます。

ほとんどの頑固な汚れに対応できるタイプのクリーナーもあれば、油分汚れやタンパク質汚れなど汚れの種類に特化したタイプのクリーナーも存在しているため、購入する際は自身の車の汚れを認識し、その汚れに対して適切な処理ができるクリーナーを購入してください。
クリーナーを使用した後は、使用した場所を柔らかい布かペーパーで拭き取り手をよく洗ってください。

ボディの拭き上げのコツ

拭き上げをしっかり

「頑固な汚れも綺麗に落ちてスッキリした!」と満足感に浸っている場合ではありません。
イオンデポジットなどの雨ジミ予防対策はこれからが勝負です。

車を洗った後の拭き上げは、とても重要です。

洗車が終わった直後から、あなたの車は空気中に漂うホコリなどの付着が始まっている状態。
その埃が洗車時の水分とくっつき乾いた所からシミになってしまうため、洗車後はスピーディーに車全体を拭き上げていかなくてはいけません。

車の拭き上げに必要な道具は、セーム皮やマイクロファイバークロスなど。
セーム皮とは、カモシカやヤギなどの動物の皮を植物油でなめしたもので、洗車以外にも眼鏡やカメラ、ジュエリーなどのお手入れに使用しています。

マイクロファイバークロスとは、極細繊維を使用し作成されたクロスのこと。
どちらも、ホームセンターやカーショップなどで販売されています。
小さいものなら100円均一ショップでも販売されていることがあります。

ただ、あまりに小さいサイズの場合は、面積が広い車のボディを拭き上げ始めるとすぐにずぶ濡れになってしまうため、ある程度大きいサイズの物を用意しましょう。
また、マイクロファイバークロスは吸収力も大きくないので、一枚だけではなく複数枚用意しておいてください。

「水分を拭き取るんだから雑巾や綿のタオルじゃダメなの?」という方もいるかも知れませんが、雑巾などで車体を拭くと傷ができてしまう可能性がありますし、乾燥した後でイオンデポジットが残る場合もあります。

拭き方は、「水分を拭き取る」という感じではなく「水分を払い落とす」といった感じで。
高い位置の所からスタートし、低い位置の所まで水分を一定方向へ落としていきます。

車のパーツとしては、まずは一番高い場所にあるルーフ部分から開始しましょう。
力を入れてゴシゴシと拭くのではなく、水分を移動させるようにサッサッと払い落してください。
セーム皮である程度の水分を落とした後は、表面に残った僅かな水分や細かいところに溜まっている水分をマイクロファイバークロスで拭き取りボディ部分は終了です。
拭いている方が水分で濡れてきた場合は、セーム皮ならしっかりと絞る、マイクロファイバークロスなら違う面を使用するか他のマイクロファイバークロスへと変えましょう。

窓ガラスの拭き上げのコツ

窓ガラスを拭くコツ

セーム皮やマイクロファイバークロスを使用し、フロントガラスや窓ガラスなどのガラス部分も拭いていきます。
セーム皮は、車のボディに使用したような大きなサイズの物では使い勝手が悪い事もあるため、少し小さめのサイズの物を用意することをおすすめします。
ガラス部分も塗装面同様に繊細で簡単に傷がついてしまう場合があるため優しく拭き上げることが重要です。

ガラス部分を拭く手順

  1. 小さいサイズのセーム皮を使用し、窓脇に沿ってグルリと一周するように拭く
  2. 上から下へ上から下へと落とすような形で水分を払いのけていく
  3. 窓枠の下部分に残った水分を一直線に払う
  4. ①〜③の工程をマイクロファイバークロスで繰り返す
  5. ヘリの部分など細かいところまで拭き終われば終了

ガラスの内側の汚れはどうしたらいいの?

外側のように大量の水を使用して洗ったわけではないので、急いで拭き上げる必要はありませんがガラス部分は内側からの掃除も重要です。

内側には、手あかなどの油分、煙草のヤニ、ホコリなどの汚れが付着しています。
お湯やスプレータイプのカークリーナーをマイクロファイバークロスに吹きかけて磨き、最後にクリーナーや水分が付いていない乾いたマイクロファイバークロスを使用して乾拭きすれば終了です。
内側のガラス部分掃除には、ウェットティッシュタイプのクリーナーを使用しても簡単に汚れを除去することができます。

洗車や拭き上げをするときの注意点

気温も高く、晴れ晴れとした快晴の休日。
ドラマで出てくるような洗車日和の様に思え、気分良く洗車ができるでしょう。
しかし、気温が高い快晴の日は、実は洗車に最適な環境ではないのかもしれません。

気温が高過ぎる

夏になると、35度以上の真夏日が続く日は珍しくありません。
そんな日は、太陽光に当たる場所に置かれた車は特に、ボンネットが触れないほど熱くなっているでしょう。

そんな状態では、洗車を避けることをお勧めします。
熱い状態の車のボディを洗ったとしても、洗剤の泡を透けた段階ですぐに乾燥してしまう可能性があり即座にシミの完成です。

また、カーシャンプーやワックス、コーティング剤などのカーケア用品には、使用時の温度設定がされているものも多いです。
熱すぎる状態では、多くのカーケア用品を使用すること自体ができません。

快晴過ぎる

気温が35度以下でも驚くほど快晴の日の洗車はおすすめできません。

洗車した直後は、乾燥との戦いでありスピード勝負です。
車の表面にある水分にホコリが付き、乾燥してシミとなる前に拭き上げていかなければいけません。
快晴で空気が乾燥した状態では、すぐに乾燥が始まってしまうため、せっかく洗車したもののシミが付きやすい仕上がりになってしまうのです。

風が強過ぎる

空気中には、多くのホコリなどのごみが漂っています。
強い風が吹いている環境は、ホコリの付着と乾燥を招いてしまうため、洗車にはおすすめできない状況です。

また、スプレータイプのカーケア用品を車体に吹きかける場合、思ったところにピンポイントで当たらないという問題もあります。

雨ジミ対策におすすめのカーシャンプー

カーショップなどでは、多種多様のカーシャンプーが並んでいます。
「雨ジミを落としたいのにどのカーシャンプーを選んだらいいんだ!」とお悩みの方におすすめなカーシャンプーは、SPECIALEシリーズのBase making shampooです。

SPECIALEはガラスコーティング 専門店オリジナルのカーケア商品で、コーティングを施工している車にも使用でき、汚れ落ちはプロ仕様!という高品質なケミカルです。

雨ジミはミネラル系の汚れなので、Base making shampooで洗車した後は同シリーズのSPECIALE X-01を使うことでより美しく仕上がります。

SPECIALE X-01はモコモコと泡立つカーシャンプーではなく、スプレーする事でミネラル汚れに反応し、汚れを溶解してくれるケミカルです。
雨ジミやイオンデポジットだけでなく、鉄粉や地下水の汚れも溶解するので、カーシャンプーでは落としきれない汚れも綺麗に落としてくれますよ。

雨ジミ対策におすすめのコーティング剤

雨ジミ予防にはコーティングがおすすめです。
SPECIALE X-01で雨ジミを取り去り車を綺麗にした後は「SPECIALE X-Gloss」で仕上げるといいでしょう。
雨ジミなどの汚れを防ぐだけではなく、耐スクラッチ性能も発揮。
美しい光沢のある仕上がりが、サッと一拭きで簡単に手に入ります。

雨ジミを放置するとどうなるのか

放置しておくと、どんどんと取れにくくなる雨ジミ。
走行せず外気に当たる場所で保管しているだけで雨ジミは付着してしまうため、「大して走っていないから」と安心していてはいけません。
排ガスが多い場所や花粉や黄砂のシーズンなど、環境の悪い中で走っていないとしても、定期的な洗車は必須です。

雨ジミは放置しておくと、塗装面の内部にまで浸食してしまい、表面を簡単に洗浄しただけでは落ちない状態になってしまいます。

車を守るために撥水効果があるコーティングをしていた車であっても、雨など濡れることも多い環境で外に放置しておけば、表面の雨ジミが酷くなって雨ジミの部分だけ凹んでしまうクレーターができる可能性があります。
少し凹んだ程度ならば対応もできますが、ボコボコと深いクレーターがあいてしまった状態では、せっかく施工したコーティングを一度全部はがし、カークリーニングした上で再度コーティングを張り直す必要があります。

洗っても雨ジミが落ちない場合の対策

内部にまで浸食した雨ジミの汚れは、表面を洗浄しただけでは落ちません。
そんな時に使用するのがコンパウンド。
コンパウンドとは小さな粒子が入っている研磨剤です。
ヤスリをかけるように、汚れを洗い落とすのではなく削り落とす効果があります。
コンパウンドで、深く入り込んだ汚れにも対応することが可能。
コンパウンド商品には、パッケージや裏の成分表に「コンパウンド配合」と表示されています。
個人でコンパウンドを行う際は、失敗しないためにも慣れない間は特に粒子の細かいコンパウンド剤を選択しましょう。
慣れていけば、複数のコンパウンド剤を使用することも問題なくなるでしょう。
複数のコンパウンド剤を使用する際は、混ざらないようにコンパウンド剤の数だけ付けるスポンジを用意する必要があります。

コンパウンドのかけ方

  1. コンパウンドをかけたい場所を、マスキングテープで覆い他の場所にコンパウンド剤が付かないようにする
  2. 洗浄力の強いカークリーナーで綺麗にし、クリーナーの成分を水で流す
  3. コンパウンド剤をスポンジの研磨面に付ける
  4. コンパウンドをかけたい部分にスポンジ付け上下に動かす
  5. 強い力を入れずに少しずつ表面を削る
  6. コンパウンドをかけた部分をクロスなどで拭き取り完了

どうしても雨ジミを落とせない場合の対策

コンパウンドは便利なカーケア用品ではありますが、使い方が難しいものでもあります。
「塗装面を削りすぎてしまったらどうしよう」「ムラになってしまうかも」と不安になる方におすすめなのが、専門業者への依頼です。
自身がコンパウンドをかけて失敗することもないですし、綺麗に仕上げてくれるでしょう。
また、コンパウンドが必要かどうかも判断してくれます。
車を綺麗な状態で維持するためにも、プロに相談してみましょう。

雨ジミは早い対策が重要となる

放置しておくとどんどんと酷くなる雨ジミの汚れ。
ご紹介したように、早めの洗車を念入りな拭き上げ、そして雨ジミ予防のためのコーティングが重要です。

車のボディが汚くなることを不快に感じる方も多いですが、フロントガラスやサイドミラーなどの部分もしっかりと雨ジミ対策を行いましょう。
雨ジミで前方の視界不良や後方確認がしにくい状況になってしまっては、安全運転に支障が出てしまいかねません。

「車のすべてを洗い上げることは手間や時間を要してしまい難しい」という人は、汚れが気になった部分だけでもスプレータイプのカーケア用品などで綺麗にしておけば、休日に洗車をする際に手間が省けます。

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