車にこびり付いた虫の取り方と事前にできる虫対策!放置は危険!

夜間や夏場に車についた虫の死骸は、放置すると塗装にダメージを与える可能性があるので早急に対処が必要です。
効果的な洗車やクリーニング方法で虫汚れを除去し、車を保護しましょう。

目次

車に付いた虫を放置するとなぜ危険なのか?

虫汚れは早めに除去

車に付着した虫の死骸はできるだけ早く除去することをおすすめしています。

虫の死骸は酸を発生させる

車のボディーについた虫の死骸が放置されると、時間とともに酸性の化学物質を発生させることがあります。
この酸は虫の体内に含まれるタンパク質が分解される過程で生成され、特に日光にさらされることでその反応が加速されます。

この酸が車の塗装面に長時間接触していると、塗装の腐食や色あせを引き起こす可能性があります。

車の塗装は、紫外線や様々な外部環境から車を保護する重要な役割を担っていまが、虫の死骸によって発生した酸は、この保護層を徐々に侵食し、最終的には塗装が剥がれなどのダメージを引き起こすことがあります。

そのため、虫の死骸は見つけ次第、すぐに適切な方法で除去することをお勧めします。

虫の死骸は時間とともに硬化する

車に付着した虫の死骸は、時間が経過すると硬化し、こびりつく性質があります。
これは、虫の体液や内部の成分が空気中の酸素や湿気と反応して、より粘着性の高い物質に変化するためです。

特に暖かく湿度の高い日には、この反応はさらに加速され、虫の死骸が車の塗装に強く固着します。

こびりついた虫の死骸は、通常の戦車では落ちにくく放置すると、塗装表面に不均一な凹凸が生じ、見た目の美しさだけでなく、塗装の保護機能も低下します。

後回しにせずに虫汚れを見つけたらすぐに落とすようにしましょう。

車の虫汚れを除去する方法

たっぷりの泡で洗車

車に付着した虫の死骸を放置すると、ボディーの塗装に深刻なダメージを与える可能性があります。
ここでは、効果的に虫汚れを除去する二つの方法をご紹介します。

①たっぷりの泡でシャンプー洗車を行う

洗車時に泡をたっぷりつける事で、硬化してボディに貼りついていた虫の死骸がふやけてボディから剥がれ安くなります。

カーシャンプーをしっかり泡立たせるには、まず、バケツにカーシャンプーを適量入れてから、ホースから強めの水圧で水をバケツに入れていくと、きめの細かいふわふわとした泡をたっぷりと作ることができます。

プロ直伝の洗車方法は次の記事です。虫取りに関係なくマスターしたい車の洗い方なのでぜひチェックしてください。

②虫取りクリーナーで除去

軽く洗車をしたら、虫取り専用のクリーナーで虫の死骸を除去する方法もあります。車の塗装面に一番負荷をかけずに除去する方法です。

虫取りクリーナーはカー用品店やネットで様々なものが売られていますが、コーティング専門店でも使われている専用ケミカルがおすすめです。

使い方は、虫取りクリーナーをマイクロファイバークロスに適量付け、虫の死骸が付いた場所を拭き上げるだけです。
これだけで、ピンポイントで手軽に虫の死骸を取り除くことが可能です。

しかし、強く拭きすぎると傷となってしまうため優しくふき取るイメージで作業しましょう。

車の虫汚れに

Speciale three(スペチアーレスリー)はタンパク質の分解、膨潤に特化した車専用のケミカル。

吹きかけて付属のクロスでさっと一拭きすれば、あっという間に虫の死骸や汚れが取れるので、大切な車を傷つける心配がありません。

次に洗車のついでに虫取りをする方法を紹介します。もちろん虫取りのついでに洗車でもOKです。

虫の死骸を取りやすくする方法

車の花粉落としにはお湯

こびりついてしまった虫の死骸の除去は虫取りクリーナーがお勧めですが、手元にない場合は次の方法を試してみて下さい。

①スチームやお湯をかける

洗車をしても落ちない場合、熱いお湯を使用すれば取り除きやすくなります。

70度くらいの熱いお湯を用意し、そのお湯を桶やバケツなどに入れて、マイクロファイバーなどの柔らかいタオルを浸します。
浸したタオルを絞ってから、虫の死骸の上に乗せ、しばらく待ちましょう。

虫の死骸の上に熱いタオルを置くと、蒸気で虫の死骸をふやかすことができます。
しばらくすると虫の死骸がやわらかくなるので、そのまま拭き上げて虫汚れを除去します。

雑巾などの硬いタオルを使うと車のボディーにキズが付く恐れがあるので、素材に注意しましょう。

また、熱湯を使うとボディの変形を誘発してしまうかもしれません。逆に温度が低すぎる場合は効果が薄れてしまいます。

そのため70度前後が最適な温度です。

②雨の日を狙って取り除く

雨の日は自然の力で大量の水分を、虫の死骸に吸収させることができます。
さらに雨の日は湿気が多いため、より一層水分の吸収を助けてくれます。

長時間雨に当たることで、虫の死骸はかなり柔らかく軟化します。マイクロファイバーなどで簡単に拭き取ることができるでしょう。

しかし、絶対取れるわけではありません!ごく稀に頑固な虫もいるでしょう。
その場合は、無理をしてこするとキズの原因になってしまうので、他の方法で除去するようにしましょう。

また、雨がなかなか降らない事もあるでしょう。その場合は、雨が降るのを待たずに虫汚れを除去するようにしてください。
虫の死骸は、長期間放置すると硬化して塗装面にダメージを与える可能性があるからです。

特に冬場は乾燥しているため、汚れの硬化が早く進んでしまうので注意が必要です。

虫の汚れが落ちにくい理由

車に付着する虫汚れは、他の汚れに比べて落ちにくい傾向にあります。なぜ落としにくいのでしょうか?

ボディに強くへばりつく

虫は、高速で走行している車に向かって相当な衝撃でぶつかってきます。そのために、衝撃によって強力にボディにへばりついてしまい、簡単には取れなくなってしまいます。

特に高速道路を走った後、虫が多くボディに付いていると思います。スピードが出れば出るほど、虫とぶつかる時の衝撃も増して、虫がボディにへばり付きやすくなります。

かたい虫(カナブンなど)がフロントガラスやボディーにぶつかると、小さなクラックができる事もあるほどのパワーです。

虫の体液

虫が車とぶつかると虫の体内から体液が出てきます。

虫の体液にはタンパク質が含まれており、そのタンパク質が乾くと塗装面に貼りついてしまいます。
そして、日光にさらされることで更に乾燥と硬化が進み、より強力に塗装面にへばり付いてしまい、取りにくくなってしまいます。

車に虫が付かないためにできること!

虫が多い時は速度を落とそう

車に虫がつかないようにする方法を検索すると「虫除けスプレーをする」「フロントガラスに防虫フィルムを貼る」「駐車するときはカバーをかける」「虫が多いエリアでは速度を落とす」など書かれていることもありますが、どれも現実的ではありません。

効果的な虫汚れ対策は1つだけです。

虫汚れ対策として車にコーティングをしておく

虫汚れがついてしまうのは避けられませんが、事前に車の塗装面をコーティングしておくことで、虫の死骸を落としやすくすることはできます。

コーティングをすることで、車の塗装面に薄い膜を作ることができます。

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車の虫汚れで注意すること

ミラーやバンパーの虫に気をつけよう

ドアミラーやバンパーも忘れずにチェック

フロントガラスやボンネットに付着した虫の死骸は目に入りやすいですが、ドアミラーとバンパーの虫汚れは見逃しがちになります。

ドアミラーは車の横に突き出ているため、走行中に虫と衝突しやすい箇所です。

またバンパーは、車のパーツの中でも下部にあるため、しゃがまなければ虫汚れに気付かないことも。バンパーは車の最先端にあるので、最初に虫が衝突する部分です。

意識して虫が付いていないかチェックを行うようにしましょう。

長距離走行後の洗車は、いろいろな箇所をチェックしよう

長距離走行をした後の洗車は、普段見ない様な所もくまなくチェックするようにしましょう。思わぬ箇所に汚れや虫が付いていることがあります。

長距離走行をすると、いろいろな状況の道路を走ることが多くなります。
そのため、普段ではあまり付かない様な箇所にも虫が付きます。
いつもは虫や汚れが付かない箇所だからと思わずに、身を屈めて下部から上部までくまなくチェックしましょう。

車の虫取りにおすすめのアイテム

車の虫取りにおすすめのアイテムを紹介します。

虫取りシート

ミラーだけなど、ピンポイントの虫取りであればウェットシートと同じ感覚で拭き取りができる「ソフト99フクピカ虫取りシート」などが有名です。

1匹づず虫汚れを除去するため、少量の虫汚れの場合におすすめの落とし方です。
大量の虫の死骸がある場合はおすすめできません。

虫取りスポンジ

「パープルマジック 虫取りスポンジ」という虫取りスポンジを使用して除去する方法もあります。
虫取りスポンジとは、その名の通り、ボディにへばり付いた虫を取ることに特化したスポンジです。

新開発の特殊加工されたスポンジ面を使用することで、水で濡らしてこするだけで、へばりついた虫の死骸を取り除くことが可能です。

カーシャンプーを使用しなくても良いので、非常に簡単に取り除くことができます。
そして、水しか使わないため、シャンプーを使いたくないコーティング施工車にも使うことができます。

カーメイト(CARMATE)
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虫取り専用クリーナー

「こすって虫取りを行うと、洗車傷が気になる」という方や、「こする作業が面倒」という方には、こすらずに虫取りできる専用クリーナーがおすすめです!

SPECIALE 3-three」はタンパク質の汚れに特化したケミカルで、プロのガラスコーティング専門店が虫や大型昆虫をこすらずに除去するために開発されたものです。

その効果は、動画で紹介されているので参考にしてください。

車の虫汚れ専用クリーナー

虫取りは早めに対処を!手軽なクリーナーで除去

今回は、虫汚れは早めに除去した方がいい理由や虫取りの方法を紹介しました。

「たかが虫だから」という甘い気持ちで虫の死骸を放置していると、後々痛い目を見ることになってしまいます。
虫の死骸がボディにこびりついていることを発見したら、すぐに取り除くようにしましょう。

そして、虫の死骸を発見しても、すぐに洗車をすることができない場合は、手軽に除去することができるクリーナーや虫取りシートを使用して、早めの対処を心掛けるようにしましょう。

車に付いた虫は早めに洗車しよう

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